| カテゴリー: 過去のススメ |
独学で危険なのは、バランスの欠けた考えに陥ることでございます。
他人から見れば、取るに足らないことが、心労に圧し掛かっていたりするのでございます。
そして、独学ゆえに、独り悩んでしまう人が多いのです。
基本的に、考えるべきことは、先4:今4:後2の割合でございます。
たとえば、現実の今だけを見つめて(わたしはどうしたらいんだ?)と考え込んでみても、妙案はまず湧かないものでございます。
なぜこんなにできないんだ、と考えてみても、できないが続くだけでございます。
そこで、○日までにできるようになるためにはどうしたらいいか、と考えをひねってみたら、アレをやらないことにして時間を確保して、やるべき課題のみを集中的にやってみようとか、○日までに○回はできそうだから繰り返してみよう、といった取り組みが可能になるのでございます。
同じように、(わたしはどうなるんだ?)と先のことだけを考えても、建設的な考えは浮かばないものでございます。
将来・未来というのは、その時の通りに、突然来るもの、いまだ来ていないものでありますから、いくら考えても細部はわからないのでございます。
こんなことで受かるのだろうか、と本試験のことを想ってみても、まあ、それだけでは受からないものでありましょう。
必要なのは実際のお勉強であって、本試験の想像・妄想・妄念の類ではないからでございます。
先のことと今のことをバランスよく、比率からいえば4:4で考えることが、問題を解決するポイントであるかと存じます。なお、残りの2は過去を振り返ってみることでございます。
過去のことが「2」というのは、まあ、過ぎたことをあれこれ考えてみても仕方がないからでございます。
失敗から教訓を得ることも必要ですが、得たことを先々と今に活かすことに力を尽くすべきことでございます。
教訓やら何やらは、すぐに見つかるものではないでしょうか。逆に、得たものを活かす方が、実は、難しくて大切なのでございます。
人は容易きに流れます。
教訓や名言、失敗例ばかりを抱え込んでも仕方がありません。
よくいわれるのは、「お前はことわざ(著名人の名台詞、名言)で生きているのか」ということでございます。
今と先の両方としっかり考えてみて、そして、過去のスパイスを効かせれば、個々単独で頭を捻るよりかは、はるかに考えやすく、名案や突破口が閃くかと存じます。
下手な考えは休むに似たりと申します。
ダメ考えはどこまでいってもダメなので、少しく、考えの主軸をいじってくださればと存じます。
時間の浪費じゃ
2008年10月31日 11:30 AM
★みんなとシェアする