| カテゴリー: 過去のススメ |
最初から順風満帆とは行かないものでございます。
中盤になれば楽になる・・・わけには行かないものでございます。
終盤ともなれば・・・やることはもっと増えていくものでございます。
憶えてもすぐに忘れてしまうのが、わたくしたちの常でございます。
解けた問題も、いつの間にやらできなくなっているものでございます。
テキストも少し読むのをやめると、内容がつかめなくなってしまうものでございます。
学習計画を立てても、破綻と修正と建て直しの連続でございます。
とはいえ、それでもやっていけるのが、独学のよさかと存じます。
なにせ、失敗して誰それに迷惑がかかるわけではありません。金銭的なロスもわずかでございます。
失敗や責任は我一人の問題でありまして、その分、気は大いに楽なのでございます。
下手を打っても、1年を棒に振るくらいでございます。ほんとうに、その程度でしかないことを、まずは、ご理解頂ければと存じます。
独学のモットーは、やってみるべし、でございます。
十分な準備をしてから進むのではありません。
先ほどもいいましたように、お勉強の失敗などそれほどのものではないからでございます。
丹念な準備をしてからよりも、さっさと手を付けて、走り転びつやっていくほうが、理解も早く効率的なのでございます。
不完全でもよいのでございます。お勉強では、とにかく、やってみることが大切なのでございます。
しんどくて全くやる気が出なくても、1文1句、1問でよいのでございます。とにかく、やってみることが重要なのでございます。
完全な勉強を求めて気を揉んだり、時間を浪費するよりも、不完全でも敢えて進む方が賢明なのでございます。
なにせ、よくわからないことばかりでございます。遠巻きにしてあれこれ論じるよりも、近寄ってその招待が何かをつかむ方が賢明なのでございます。
「よくできること」、「よく知りたること」、「ある程度見当が付くもの」、「重大な問題」については、入念な準備、情報収集、環境の見極めなどが、重要な役割を担っております。
いきなり預貯金をはたいて商売をするのに、全くの徒手空拳では先は見えていることでありましょう。少なくとも、3年計画は見通しを立てているべきでありましょう。
先のことはよくはわからないからといって、「やってみるべし」では、あまりにいただけないものでございます。こうした場合は、野放図な「やってみる」はよろしくないのでございます。
お勉強はいくら「やってみても」よいものとなってございます。
不完全でも、できなくても、少しだけでも、どんどんとやっていけばよいのでございます。
しまった!と思ったら、元の道に戻れば、引き返せば、スタートからやり直せばいいだけのことでございます。
多くの合格者は、不完全なところから試験勉強を始め、そして、合格を果たしているのでございます。
やっていくうちにわかってくることが多いことを、再確認してくださればと存じます。
不完全でも
2008年10月16日 10:07 AM
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