独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

ハイレベルは難しい

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

基本的に、独学では、基礎と基本に忠実なお勉強を致します。
逆にいうなら、難しい問題、些細な問題、屁理屈・小理屈の問題は、目で見る程度に済ませておき、試験の頻出事項・重要事項のみに、焦点を絞るのでございます。
というのも、難しい問題をたくさんやっても、いうほど点数のかさ上げにならないからでございます。
無論のこと、その難しい問題が、毎年とは行かないまでも、3年に1回、5年に1回、出題されるようであれば、丁寧にケアいたします。
しかしながら、これまでに1回しか出題されていない難しい問題は、前述したように、さっと目で見ておけばよいのでございます。
況や、出題の実績ゼロの事柄をや、でございます。
難しい事項、ハイレベルの事柄は、やってもそれほどには点数に貢献いたしません。
ですから、まずは、着実に点の取れる基礎と基本分野に尽力しましょう、という戦略なのでございます。
どれだけ、ハイレベルな事柄が点数にならないかというと、その予想のしにくさ、難しさを見てみれば氷解するかと存じます。
たとえば、実力者用のハイレベル問題集をお考え下さればと存じます。
本屋にて、「ハイレベル」と謳った問題集を見比べてほしく存じます。
同じ試験問題でありながら、なぜ、こうも問題が変わるのか、不思議に思うことでしょう。
もちろんのこと、それらの問題集は試験指導では名の通った出版者・編集者でございます。
そうであるのに、ハイレベルの問題を考えるにあたっては、出版元によって内容が大きく違ってくる場合があるのです。
こうした事情ゆえに、ある人は、ある学校のハイレベル問題集は解けるが、その他の学校のハイレベル問題集はうまく解けない現象がザラにございます。
同じ試験を念頭においた問題集なのに、出版元によって内容と結果が食い違うというのは、あまり信用のおけるものではありません。
精度の面でも、片目をつぶってやるくらいがよいかと存じます。
ハイレベル問題集は、時間があればやる、余力があればやる程度に考えておくのが賢明かと存じます。
基礎と基本レベル、過去問レベルのことが、みっちみっちになれば、ハイレベルの演習を考えるべきでございます。
実力相応についていないと、あまり点数には貢献いたしません。
ま、殆どの方は、基礎と基本レベル、過去問レベル+αのことで、試験勉強期間はいっぱいいっぱいかと存じます。
ですから、実力未相応であるなら、無理してハイレベルには手を出さなくても結構でございます。
わたくしはこれまで、「ハイレベル」と銘の打ったものには手を出したことがございません。
予想問題集、模試問題集、横断型問題集、くらいのものが関の山でございます。
ハイレベルは、問題自体が難しいだけでなく、やったところでその努力の結果も難しいことを、頭の片隅にでも置いていただければと存じます。
安易に手を出さず、自歩を固めて頂きたく存じます。


ハイレベルは

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