独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

合否はわからない

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

大きな不安は避けて、小さな不安に立ち向かっていくことが大切でございます。
上手に自分を騙すといいますか、大きな不安は把握するに留めて、それほど考えないようにすることが肝要でございます。
考えられることに絞って、考えるべきでございます。
合格するかしないかというような大きな不安は、できるだけ心中から逸らしたほうがよいのでございます。
受かるかどうか、というのは前もってうんうん考えたところで確かなことはわかりません。
穏当にいけば、実力がピークに達する本試験の当日でさえ、合否を考えても確かな結論には至らないものでございます。
そうであるのに、実力の付いていない現状であれこれ考えたとしても、どうにも手立てがないことは、子供でもわかる理屈かと存じます。
考えられることを考える、これが不安対策のポイントでございます。
合格するかしないかという不安は、あまりに漠然としているために、不安の解消に向けて、具体的に行動を絞ることができません。
遠い先の本試験のことを不安に思って、あれこれ考えてみても、結局のところ、意味はないのです。
これが、たとえば、浮気の不安などであればわかりやすいのでございます。
近頃妙に色気づいてきやがった、小物に気をつけるようになった、などとピンと来たのなら、こっそりメールを確認するなり、カードの支払い先を問いただしてみたり、予想外の時間に帰ってきたり、出張は取り止めて帰宅するなど、具体的な行動に繋がることが可能でございます。
実に、具体的に追い込むことは可能なのでございます。こうしたものは、知恵を絞って考えれば考えるほど、とっちめることが可能でございます。
しかしながら、お勉強ではそうは行かないものでございます。
合格・不合格の結果を考えれば、1点でも増えるかというとそうではありません。選択肢のひとつが解けるかというとそうではありません。部分点がくれるかというとそうもでないでしょう。
うんうん合否を唸り続けるくらいなら、目の前のテキストや問題集で、自分の間違えたところ、出たらやばそうなところをおさえていくほうが、現実的かつ具体的に、割に合うのでございます。
もちろんのこと、先々のことを全く考えないというわけでもありません。
ちょいと先のことを考えたときに深みにはまるようでしたら、(ま、それは、おいといてやるべか)、とお勉強に着手するのが賢明なのでございます。
実力が付いてくれば、これまでとは違うように考えられますし、取れる手立ても増えてまいります。
合否という不安に打ち勝つのは、結局のところ、確かな実力でございます。確かな実力は、もちろんのこと、確かな勉強量に裏づけされてこそでございます。
不安には踊らされず、確かなことを積み上げていってほしく存じます。


やるべきことを知るのも

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