独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

せっかくですが

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

テキストというのは、お勉強がしやすいように編集されたものでございます。
複雑な規定は表を使ってわかりやすく表現したり、難解な定義文であれば、小分けにしてそれぞれの意味と繋がりを解説したり致します。
そのほか、表やリスト、一覧化といった形式を用いて、学習内容や物事を簡潔にシンプルにまとめてございます。
こうした編集はもちろんのこと、テキストだけに限りません。問題集や過去問の解説においても、まとめといったものがございます。
値が張る良質な教材であれば、受験生にどんぴしゃに役に立つまとめがあり、それが、実力の向上を大いに促すものでございます。
しかしながら、「まとめ」というのは、あまりに簡潔で無味乾燥なために、逆に、わかり難い場合があるのでございます。
基本的に、テキストや問題集、過去問のまとめ方というのは、多くの人を対象にしたまとめ方でございます。
万人が見ても読んでもわかるようにするためには、極限まで無駄を排して、シンプルにまとめなければいけないのでございます。
ですから、役には立つのですが、まとめや一覧表というのは、とっつき難いものがあるのでございます。
お勉強というのは、実に個人的なものございます。
万人に受けるからといっても、勉強する当の本人にとっては、わかりにくいというのは多々あるのでございます。
テキストや問題集等の内容を、そっくりそのまま、おさえていかねばならない、憶えていかねばならないわけではございません。
表やリストといったまとめは、どんどんと自分の使いやすいように、加工・改変を施していけばよいのでございます。
たとえば、リスト形式で、要件や条件が述べられているのであれば、「あいうえお」順に並び替えるのもよいでしょう。もちろん、並び方が重要でないときに限りますが。
表やリストのまとめの順番を入れ替えたり、自分のわかりやすいように区分けすることで、大分、憶えやすくなってまいります。
とはいえ、テキスト等の極限までシンプルなまとめも一理はあるので、ある程度憶えたら、元のシンプルな形で、記憶を完成させればよいでしょう。
ま、自分流に憶えた方が使い勝手が良いという人は、それを続ければ良いでしょう。
どのようなものであれ、自分で憶えやすいように、理解しやすいように変えることができるのが、独学のメリットでございます。
いま与えられているものが、常に最上とは限らないのでございます。
お勉強においては、己のやり易さのみを追求すれば事が足ります。
憶えにくい、わかりにくいといったお勉強の障害は、素材・材料が整っていない場合が多くございます。
それらを上手に、自分流に正すのもお勉強のひとつでございます。


噛んで

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