| カテゴリー: 過去のススメ |
加えたり引いたりすることが大切でございます。
あまりに抽象的過ぎますが、わたくしたちの生活なり仕事なりで、コツというものを煎じ詰めれば、結局は加減でございます。
行動行動!と尻を叩かれている人もいるかと思いますが、つまりは「加」でございます。
あまりがんばらないように、根を詰めすぎないようにと健康診断でいわれる人は、「減」でございます。
数兆円産業のダイエットは「減」でございますし、色恋沙汰もいってみれば、自分の大切な人を「加」することでございます。
美食や甘いものが過度に「加」であれば、美やスタイルで「減」でありますし、あまりに交友を「加」すれば、手痛いしっぺ返しが起きるものでございます。
だいたいのことは、「加」と「減」で考える糸口が生まれるのでございます。
お勉強においても、加減というものを意識してくださればと存じます。
やればやるほどよいのがお勉強ではありますが、やるにも加減がございます。
最初から最後まで、右肩上がりで勉強量を増やせばよいというわけではありません。
おそらく、よっぽどの精神力を有さない限り、途中でへばってしまうことでありましょう。
また、学習の内容においても、回数をこなせばできるものもあれば、しっかり時間をかけて丁寧に内容をおさえていかないといけないものもございます。
回数で解決するものに腰を落ち着けるのは無駄でございますし、時間をかけるべきものにざざっと量の攻勢にでても、結果は芳しくはないものでありましょう。
加減への意識をしっかり持ってほしく思います。
回数をしてもダメなら、やる回数を減らして、1回1回、1単位1単位のお勉強の質を上げるようにやってみます。
丁寧に見ていっても、その結果がよくないのであれば、10回、20回、50回、100回と回数を増やして、大量攻勢をかけてみることでございます。
お勉強の量と質への加減意識で、次にやるべきことや、スランプ時であれば突破口、脱出の糸口を見出すことが可能でございます。
お勉強だけでなく、意外に有用な「加減意識」をこの際、磨いてくださればと存じます。
あれも加減
2008年9月10日 11:08 AM
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