| カテゴリー: 過去のススメ |
先行きには、誰もが不安を持つものでございます。
これは、根源的な不安でありますので、どうにかなるものではありません。
無理やりに解消しようとしても解決するものではないし、逆に、不安の根が蔓延って事態を悪化させるものでございます。
大らかに且つ適当に、見ておくべきものなのでございます。
お勉強にも、不安との戦いがございます。
そのためか、不安から目を逸らそうと、目の前のことだけを一心に取り組む方も多いのでございます。
一時的に不安から目を逸らす、この「目の前集中お勉強」は、適切な不安対策でございます。
また、余所見をせず目の前のことに一生懸命ですから、実力も集積していきます。実力アップの面でも、目の前お勉強は、良いお勉強のやり方なのでございます。
しかし、この世に万能薬がないように、目の前のことだけに執心するお勉強も、場合によっては良かれ悪しかれなのでございます。
目の前のことだけをやっていると、次第に不安が頭をもたげてくるのでございます。まったく先のことを考えないのは、逆に不安を増大させるのでございます。
見知らぬ土地で乗るバスのように、行き先が不透明であると、変に疲れたり余計に不安になる現象がお勉強にも生じるのでございます。
次第に、思い悩むことが高度になり、解決の糸口がますます見えにくくなります。
そうこうして、心中に生じた不安はさらに強固なものとなり、頭から離れなくなるというわけです。
大スランプや試験勉強の放棄まで、あと一歩でございます。
お勉強の不安は、日常生活やお仕事の諸々の不安に較べれば軽いものでございます。
しかし、試験勉強というのは数ヶ月から1年に及ぶ長期戦。
そのため、不安の状態が長引くと、最初は些細な不安でもどんどん大きくなるのでございます。
便秘が続くと強大な結果が待っているのと同様の理屈でございます。
お勉強では、適度に不安と対面してガス抜きをする必要があるのでございます。
やる気が全くでなくなったというのは、不安が大きくなり過ぎた状態ともいえます。
とはえい、不安が全くないというのも、困ったもの。不安は、不安であるからこそ、確かめたい!見直したい!という復習の強い原動力になるからでございます。
不安もエネルギーの一種でございます。上手に、活用することをお勧めいたします。
不安は
2008年8月26日 11:14 AM
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