独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

はかどり

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

基本的に、お勉強とは退屈なものでございます。
ほんの時々にしか、楽しみや喜びがありません。
試験勉強の多くは頭の痛い問題で占められ、テキストは難解な語句で彩られております。
そのほかに、忘却との戦いややる気の維持といった困難な問題もございます。
まあ、お勉強の大体は、めんどくさくて嫌なものなのでございます。
しかし、どんな退屈な作業でも、どれだけ苦労する作業であっても、快感はあるものでございます。
皿洗いでも、さっさと洗って短時間で流しが整理されれば、それだけで気持ちのよいものがございます。
連絡や指示がピシッとはまって、業務が円滑に動いたときは、快感がこみ上げてくるものでございます。
基本的に、どんな作業であっても、はかどることを経験すれば、楽しくなる要素・苦痛が少なくなるやり方を見出すようになるのでございます。
はかどりというのは、別段、主観的な思い込みでも構いません。
ばりばりテキストを読んで、問題集を解いて、(ああ、今日はここまで進んだ!)と感慨にふけるのもようございます。
それだけで、明日の活力が生まれることでしょう。
しかし、客観的な「時間」という要素を含めると余計にがんばることができるのでございます。
たとえば、テキストの読解や問題演習の時間を計るのが代表例でございます。
なぜ、マラソンや短距離走にタイムがあるかというと、単にタイムがないとまじめに走れないからでございます。
「時間」という括りがあるからこそ、陸上選手はあのような単調な肉体作業に一生懸命になるのでございます。時間は関係ないから走ってみよ、といわれても、それが1年も続けば誰も走らなくなるでしょう。
お勉強も同様でございまして、時間という客観的ものさしを持ち込んでみると、意外に燃えるのでございます。
過去問1年分を30分で解ききってみるとか、テキストを1時間でどこまで読めるか試してみるなどして、時間制限の面白さがわかるかと存じます。
時間の括りがあると、もっと早くやろう、同じ時間でももっとたくさんやろうといった効率化にも、意識が働くようになります。
お勉強の進みが速くなれば、その分、同じ時間でたくさんのことを上手に運べるようになります。
5時間、6時間、果てには1日に10時間もお勉強ができるという人は、はかどりの面白さと気持ちよさを味わっているからこそ、ここまで続けられるのでございます。
別段、常人より忍耐力が優れているわけではないのでございます。方法の違いでございます。
ま、あまりにも時間を意識しすぎると消耗してしまうので、多様は禁物でございますが、時間意識こそはかどりを味わうのに手短な入門かと存じます。


時間意識が

みんなとシェアする