独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

腕振り体操効果報告−39

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

お勉強では、よく考えることが必要でございます。
昨今の試験では憶えることばかりで、考えることがおざなりな感がいたします。
しかし、それでも、よく考えた方が成績も伸びるものでございます。
あれこれと思いや考えをめぐらせた方が理解が深まりますし、そして、ここがポイントなのですが、記憶というのは理解と比例するのでございます。
よくわかっていることは、憶えやすいのでございます。
たとえば、車の車種や種類はもとより、作りや歴史までに精通した車好きの方は、あっという間に新車の名前を憶えますし、どんどんと新しい車情報を吸収するものでございます。
お菓子好きの人が、お菓子の店名とお菓子名を一度聞けば憶えてしまうのと同様の理屈なのでございます。たとえば、井筒八ツ橋のあの風味はニッキ(肉桂・桂皮未)であってシナモンともいう、といった小理屈などは、お菓子好きならすぐに憶えることでありましょう。
記憶と理解には、強い因果関係のあることをご理解頂ければと存じます。
もちろんのこと、「憶えたらしまいだ!」というように、腕力でわしわしと憶えて行くやり方もございます。
お勉強では、考えても仕方のないことは多数上ります。ですから、こうした事項は、腕力で丸暗記してしまうのがようございます。
要は、理解で憶える、腕力で丸憶えするという、2本立てで記憶は進めていきましょうということでございます。
さて、よく考えるという点でございます。
お勉強のは多数のわからないことがございます。
文脈や言葉の意味、文章の定義を考えてみても、今ひとつぴんとこないときがあるかと思います。
いや、もっとどぎつくいえば、お勉強などはぴんと来ないことが大半でありましょう。
そうした、わかったようなわからないようなものに囲まれたときに、どうすればよいか、というわけでございます。
基本的に、30分間考えてみても理解の糸口がないときは、考えないようにします。
理解に至る道というのは、ひらめきや発見の類でございまして、それが内面に発生しない限り、どうにもならないからでございます。
ま、わからないことの大概は、「こう考えてみるかな」といった発見で、考える切り口を見つけて、わからない壁を突破するのが多いかと存じます。
しかし、考えないといっても気持ちが悪うございます。そこで、推奨致しますのが、恒例となっております腕振りでございます。
わたくしは、腕振り運動の存在を知ってから、100の沈思より5分の腕振りと相成っております。
うーーーーん、と机の前で苦吟するより、すっくと立って両腕を前と後ろにぶんぶんと、何も考えずに腕を振っているほうが、脳がすっきりしていく分、よい考えが閃くような『気が』致します。
腕振り後だと、意外に自分の見落としたところや考えの浅い点を発見するものでございます。
また、思考の割り切りにも、腕振りは有用でございます。
腕を100回振ったあとのすっきりした脳で再度考えてみても、名案が浮かばないときは、それは、現時点の己の実力では無理なのだろうと結論付けております。
いい考えが浮かばなかったときは、未決事項として割り切って、次のことを考えるようにしております。
意外に独学とはアバウトなものでございます。
お勉強とは考えるばかりでもよろしくありません。また、全く考えないのもいけません。
このあたりの塩梅を、腕振りを通じて体感して頂ければと存じます。


わからないイライラも

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