| カテゴリー: 過去のススメ |
一息入れると申します。
お勉強というのは、根を詰めるものではございません。
基本的に同じ作業を続けないのが、独学のコツでございます。
暗記だけを2時間も続けておれば、最後の40分なんかはなーんも記憶の貢献しないものでございます。
同様に、問題演習ばかりを続けていても、最後の方になれば何を解いているのかさえ、覚束無いものでございます。
同じ人の顔を見続けていれば飽きるに決まっております。ですから、一緒に過ごすうちに、違う面が見えてくるのでございます。ま、見る目がなかったというのもあるでしょう。
同じ作業を続けないためには、作業のローテーションを組む傍ら、休憩を上手に挟むことでございます。
一息入れると申します。
独学では、休憩・休息に、お茶やらお菓子やら、ストレッチやら片づけやらをお勉強の間に挟むことを推奨しております。
これは、一息ついて、上手に自分をリセットする意味があるのでございます。
作業を中断して、ふうーと深呼吸するだけでも、次の作業に新鮮味が沸くのでございます。
意外に、呼吸というものは大事でございます。
武道をやったことのある人ならご理解いただけるかと思いますが、練習の前と後では、座禅を組まされたかと存じます。
往時は何のことやらわかりませんでしたが、今となっては、ああ、なるほどなあと思うこと仕切りでございます。
我が身体を、ああいう風に、通常とは違う呼吸をさせることで、上手にリセットをしているのだなと考える次第でございます。
練習前の座禅は日常の時間から離れるために、練習後は日常の時間に戻る意味があったのだと、いまさらながら考えている次第でございます。
やはり、武道というのは、その性質から、集中していないふらふらした状態だと、怪我の危険が増すものでございます。
集中力の向上と怪我の予防に、あの座禅は役に立っていたのだなと思う次第でございます。
さて、腕振り体操についてでございます。
腕振り体操をしているときに、意を払っているのは、何も考えずに振るだけでございます。
あれこれ考えると100回でも長く感じてしまいますが、なーんも考えずに数だけ数えていると、100回200回などあっという間なのでございます。
この腕振り中には、くわえて、深くて長い呼吸を意識しております。
数分間でも深い呼吸をすると、すぱっと気分(頭の靄や心中めんどくささ)が一変するかと存じます。
わたくしは、腕振り体操を挟むことで、目の前の作業に新鮮味をもって、取り掛かれております。煮詰まったなあと思ったときは、腕振りでリフレッシュするのでございます。
やはり、ついさっきまでゲームやら本を読んでいたのに、さあ、すぐにお勉強に取り掛かかろうとしても、なかなか難しいものがございます。
やはり、ここまで腕振りが続けられているのは、腕振りが作業の負担を軽くするからでございます。
腕振り体操に限りませんが、なにか一息付く作業を挟んで、円滑なお勉強にして頂ければと存じます。
同じやるなら
2008年6月27日 9:07 AM
★みんなとシェアする