| カテゴリー: 過去のススメ |
当然でありますが、未来のすべてを知ることはできませんが、多少の見通しは立てることができるものでございます。
お勉強では、この見通しをいうものを大切にしてほしく存じます。
毎日、一所懸命にお勉強をすることも大切ではありますが、それだけでは不十分なのでございます。
机の前でテキストと問題集を読んだり解いたりするだけが、お勉強ではないのでございます。
今週はここまで進めようかな、今月はここまで終わらせないと間に合わないな、といった見当付けがお勉強では大切なのでございます。
古人は、「完全な計画さえできれば、事の半ばは成ったも同然」といいました。
逆にいえば、いい計画が出来上がれば、それだけで合格の半分に王手をかけたといえるわけです。
実のところ、試験勉強の半分は、学習計画を立てることにあるといっても過言ではありません。
計画を立てるのはめんどくさいものですが、何の計画性もなく右往左往に進める勉強のほうが、それ以上にめんどくさくて、徒労無駄が多いのでございます。
計画やある程度の見通しがないと、むんずとテキストを開き眠くなるまで読んだり、問題集を闇雲に解いてその日の勉強が終わってしまいます。
毎日の勉強も、ある日は3時間もしたが、今日はやったりやらなかったりで、一定しません。
やはり、お勉強とは習慣化されたほうが楽なので、これでは毎日毎回のお勉強が週間とならず、なんとももったいない話でございます。
右往左往の将来の見通しの持たないお勉強は、じつに忍耐力が必要とされます。
こうしたお勉強を、本試験日の最後までやり通すためには、超人的なスタミナが要求されることでしょう。
実際には、多くの人が耐え切れず、お勉強から脱落しております。
見通しや計画を持たないから、お勉強がどんどん困難になる事情のあることを、ご理解頂ければと存じます。
完全な予想や推測でなくてもよいのでございます。こーして、あーしていけばいいかな、程度の見当で結構でございます。
こうした将来を志向することが、日々のお勉強の意味づけと試験勉強全体での自分の立ち位置を鮮明付けるのでございます。
現実の目の前のことだけに拘泥すると、なぜそれをやっているのか、やらないといけないかがわからなくなってきます。
人間、こうしたわからないことだらけの不安な状態に陥ると、やる気がどんどんと消滅していきます。
今やっていることが、将来の明確な目標や目的に近づく一歩と実感できれば、それだけやる気の維持が変わります。
あまりに遠い将来は、鬼が笑うというように、効なきことではありますが、1週間から3ヶ月くらい先であれば、多少の見通しも立つものでございます。
数歩先への
2008年3月27日 11:13 AM
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