| カテゴリー: 過去のススメ |
独学と学習計画は、切っても切れない関係があるのでございます。
というのも、長丁場になる試験勉強でございます。
多少の先の見通しや見当がないと、とてもじゃないが最後までできかねるものでございます。
学習計画を立てて、ある程度の見通しを立てつつお勉強を進めていくのが、独学でございます。
しかしながら、独学に学習計画が必要だからといって、何にも考えずに計画を立てたところで、徒労に終わるのがオチでございます。
たとえば、大上段の命令口調で「計画は大切だ。重要なものだ。計画を立てよ!」といわれて、建設的な計画が出来上がるか?というわけでございます。
おそらく、美辞麗句で埋まった空虚で実効性のない計画ができあがることでありましょう。
命令や義務から作られた学習計画など、立てたところで当の本人は何のやる気も出ず、絵に描いた餅でしかありません。
学習計画が真の威力を発揮するのは、計画を立てた人が、計画の内容をしっかり理解し、やるべき意味とやった後のメリットをつかんでいるときでございます。
「計画を立てるといいらしい、みんなそういっている」程度の動機で学習計画を作っても、できそこないのスケジュール表ができあがるくらいでございます。
学習計画を立てても、うまく進まない、そのとおりに行かないという人は、まずは、動機の部分を探ってみることでございます。
学習計画を立てるというのは、予定表やスケジュール表を作るようには行きません。
単に、やるべきことを日数で按分するものではないのでございます。
特に、独学では、学習計画の作成に当たっては、高度な適当ぶりを発揮しなければいけないのでございます。
明確に決めるのは、やるべき範囲と期限だけでございます。
それ以外の、どう進めるかについては適当に大まかに決めさえすれば、それで結構でございます。
学習内容のうち、日々に何をするかなんてものは、適当ぶりを発揮しておおまかに大雑把に作ってしまえばよいのでございます。
適当にあんまり考えず、「この章は3日でやるかあ」くらいの見通して、決めてしまえばいいのでございます。
そして、その通りにやってみることでございます。さすれば、勉強内容の難しさや作業レベル、どのくらいの手間と時間を食いそうかもわかってくるものでございます。
そうこうして、新たにわかった事実や発見をもとに、最初の学習計画を見直すのでございます。
独学の学習計画とは、常に作り直され、修正が加えられるものでございます。いったん決まったら、その通りにやらなんていう、まじめでしっかりした計画ではないのでございます。
適当こそ、独学のコツであることを、ご理解頂ければと存じます。
大雑把にはじめて
2008年3月13日 11:16 AM
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