独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

必要だけでは

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

必要だからというだけで、人間は行動しないものです。
必ず意義や納得が求めらるのでございます。
特に、納得が重要でございます。
お勉強が長続きしない人というは納得するという機縁がないか、極めて少ないのでございます。
必要という名の義務しかないのでございます。
単純な事実、強制というのは何らかの直接的な対価がない限り、機能しないものでございます。
「直接的」という点がポイントでございます。最もシンプルな対価というとやはりお金でございます。
お金をくれたら大概の人は、お勉強をしていくことでありましょう。しかし、そんなウマイ話はそうないものでございます。スパムメールの蒙昧なキャッチコピーくらいでございます。
わたしたちが行っている義務の大半は、それなりの対価があってこその行為なのでございます。
本質的に利があるからこそ、わたくしたちは動いているものと申せましょう。
ある社長さんは飲み会のときに部下から、「金もらっているから、あんたの顔をみとんねん。」といわれてしょげたと申しておりました。
利がなければ、人の顔を見るのも行われない世知辛い世の中と申せましょう。もちろん、その部下さんが報復と粛清の対象になったのはいうまでもありません。
世は鏡と申します。その部下さんは、「利益を生むから雇ってやっている。出さなければ。。。」という論理が適用されてしまったのでございます。己の心の持ちようが自分に適用された哀れな例でございます。その社長さんの人柄を考えれば、もっと情状の余地はあったはずなのに、でございます。
おっと、話がずれたようでございます。利がなければ、人間というのは些細なことでもやらないものだというお話でございました。
すぐに目に見える効果や影響、利益がないと、やる気はそれほど沸かないものでございます。
お勉強はこの点、ある種の義務行為でありながら、合格という対価は数ヵ月後にしかなく先延ばしされている上に、対価の入手も定かではございません。
ですから、いくら義務感でがんばろうと思っても、なかなかお勉強という行動には繋がらないのでございます。
独学で必要なのは、やろうやろうという義務感ではなく、目の前のことに納得して進めていくことでございます。
ここはもう一度見直すべきであろう、ここはこーしてあーしていけばいいんじゃない、計画のここを見直したらいいんじゃない、といった風に、自分で勉強の進捗を把握して、工夫する姿勢でございます。
工夫の範囲は、お勉強だけに限定されません。生活や趣味、物の見方や考え方、性格から生き方、配偶者との付き合い方まで多岐にわたるものでございます。
人間、能動的になっているときが1番おもしろく感じます。逆に、受身になってくるとしんどく感じるものでございます。
お勉強の内容に圧され気味になっていないかに注意でございます。閉塞感は、工夫をしていないと感じ始めます。
つまらなくなってきたときに、自分の出来る工夫の余地を発見するだけで、がらりとお勉強の負担が変わるものでございます。


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