本問は『部門費振替』の問題。資料をキッチリ読んで、やるべき作業をつかめば、それで終わる問題です。怖いのは、ただただ、計算ミスです。カンタンな部類なので、落ち着いて解きましょう。
◇問題◇
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結論から言うと、「答えはこちら」です。
本問のレベルは「ふつう」です。
奇を衒わない、ふつうの計算問題です。
ホント、余裕レベルです。
落ち着いて計算して行きましょう。
解答用紙は…、
…です。
まず、資料に当たって、解答用紙の枡目を埋めていきましょう。
資料にある各部門費の発生原価を記入していくと…、
…となります。
んでは、総計「50,000」の「機械部門費」から、振り替えて行きましょう。
資料によると、配布率は…、
「第1工事部・・・60%」
「第2工事部・・・25%」
「第3工事部・・・15%」
…です。
よって、
「第1工事部」は、「50,000*0.6」で「30,000」。
「第2工事部」は、「50,000*0.25」で「12,500」。
「第3工事部」は、「50,000*0.15」で「7,500」。
…となります。
この数字を埋めていくと…、
…となります。
「仮設部門費」は、総計が「?」なので、飛ばします。
次にやるのは、総計「35,000」の「材料管理部門費」です。
資料によると、配布率は…、
「第1工事部・・・40%」
「第2工事部・・・40%」
「第3工事部・・・20%」
…です。
よって、
「第1工事部」は、「35,000*0.4」で「14,000」。
「第2工事部」は、「35,000*0.4」で「14,000」。
「第3工事部」は、「35,000*0.2」で「7,000」。
…となります。
この数字を埋めていくと…、
…となります。
「仮設部門費」は、総計が「?」でした。
しかし、「第3工事部」の総計から、引き算すれば、下の画像の「黄色い」部分を算出できそうです。
「第3工事部」の総計は、「1,268,700」です。
「1,268,700-1,250,000-7,500-7,000」で、「4,200」が、「第3工事部」の「仮設部門費」なことがわかりました。
資料によると、「仮設部門費」の配布率は…、
「第1工事部・・・50%」
「第2工事部・・・?%」
「第3工事部・・・?%」
…です。
解答用紙には、元から、「第1工事部」の「仮設部門費」に、「14,000」と記入されています。
んなもんで、ここから、「14000/0.5」で、「仮設部門費」の総額が「28,000」なことがわかります。
さて、「第3工事部」の「仮設部門費」は、「4,200」でした。
ここから、「4,200/28,000」で、配布率が、「0.15」なことがわかります。
ようやく、「第2工事部」の配布率が判明しました。
「1-0.5-0.15」で、「0.35」。
「28000*0.35」で、「9,800」が「第2工事部」の「仮設部門費」となります。
この数字を埋めていくと…、
…となります。
後は、個々の合計を、検算する意味で集計していけば、答えと相なります。
答えは…、
…です。
1問:投資有価証券・・・「ふつう」。
2問:利益処分・・・「ふつう」。
3問:修繕工事・・・「ふつう」。
4問:貸倒処理・・・「ふつう」。
5問:割引・・・「ふつう」。
1問:未払利息・支払利息・・・「ふつう」。
2問:固定資産売却損・・・「ふつう」。
3問:本支店会計・・・「ふつう」。
4問:工事進行基準・・・「ふつう」。
1問:計算問題・・・「ふつう」
2問:計算問題・・・「ふつう」
理論問題・・・「ふつう」
部門費振替表・・・「ふつう」
精算表:インデックス・ポイント・・・「ふつう」。
精算表:設問1・・・「ふつう」。
精算表:設問2・・・「難」。
精算表:設問3・・・「ふつう」。
精算表:設問4・・・「ふつう」。
精算表:設問5・・・「ふつう」。
精算表:設問6・・・「ふつう」。
精算表:設問7・・・「ふつう」。
精算表:設問8・・・「ふつう」。
精算表:設問9・・・「ふつう」。
精算表:設問10・・・「難」。
結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。
当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。
公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。
PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。
なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。
とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。
受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。
教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、
簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。
簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、
過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。
建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。
ところで、電卓です。
100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。
高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。
左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。
考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。
建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。
「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。
合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。
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