本問は、『計算問題』です。「移動平均法」が問われていますが、難しいところはありません。基本的なことの理解をシッカリしていきましょう。ただ、作業そのものは、カンタンです。
◇問題◇
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結論から言うと、「答えはこちら」です。
本問のレベルは「ふつう」です。
「移動平均法」は、受け入れの都度、払い出し単価を計算する方法です。
問題なく解けると思います。
期首の在庫は、「600個」の「@100」で、計「60,000」となっています。
「3/2」には、300個が払い出されています。
在庫の単価は「@100」なので、「300個*@100」で、「\30,000」が払い出されたことになります。
当該「30,000」が「A」となります。
また、「300個」が払い出されたので、在庫は、「600-300」の「300個」となります。
「3/5」には、受け入れがあります。よって、払い出し単価を計算します。
受け入れは、「900個」の「@140」で、計「126,000」です。
在庫は、「300個」の「@100」なので、計「30,000」です。
「30000+126000」で、「156,000」。
「900+300」で、「1200個」。
「156000/1200個」で、新たな払い出し単価は、「@130」となります。
次いで、「3/12」に、「200個」の払い出しがあります。
“新”単価は「@130」ですから、「130*200個」の「26,000」が、払い出し額です。
当該「26,000」が「B」となります。
んで、「200個」が払い出されたので、在庫は、「1200-200」の「1,000個」となります。
「3/17」に、「500個」の払い出しがあります。
在庫は、「@130」の「1,000個」です。
「500個」の払い出しなので、「130*500個」の「65,000」が払い出し額です。
当該「65,000」が「C」となります。
んで、在庫ですが、「1000-500」で「500個」となります。
「3/23」に、受け入れがあります。
在庫は、「@130」の「500個」で、計「65,000」です。
新たな受け入れは、「@160」の「750個」で、計「120,000」です。
「500+750」で、「1250個」。
「65000+120000」で、「185,000」。
「185000/1250個」で、新たな払い出し単価は、「@148」となります。
「3/30」に、「600個」の払い出しがあります。
単価は、「@148」なので、「148*600個」の「88,800」となります。
当該「88,800」が「D」となります。
本問の問題文の「なお書き」には…、
『なお、材料の払出単価の計算の過程で端数が生じた場合、円未満を四捨五入すること。』
…とあります。
しかしながら、建設業経理士試験では、ほとんど「端数」が出ません。
小数点以下の「端数」が出るのは、本当にごく稀です。
もし、「端数」が出た場合、第1に、「ミス」を疑ってください。
おそらく、どこぞで、資料の読み取りミス・計算ミスをしているはずです。
…と相なります.
1問:投資有価証券・・・「ふつう」。
2問:利益処分・・・「ふつう」。
3問:修繕工事・・・「ふつう」。
4問:貸倒処理・・・「ふつう」。
5問:割引・・・「ふつう」。
1問:未払利息・支払利息・・・「ふつう」。
2問:固定資産売却損・・・「ふつう」。
3問:本支店会計・・・「ふつう」。
4問:工事進行基準・・・「ふつう」。
1問:計算問題・・・「ふつう」
2問:計算問題・・・「ふつう」
理論問題・・・「ふつう」
部門費振替表・・・「ふつう」
精算表:インデックス・ポイント・・・「ふつう」。
精算表:設問1・・・「ふつう」。
精算表:設問2・・・「難」。
精算表:設問3・・・「ふつう」。
精算表:設問4・・・「ふつう」。
精算表:設問5・・・「ふつう」。
精算表:設問6・・・「ふつう」。
精算表:設問7・・・「ふつう」。
精算表:設問8・・・「ふつう」。
精算表:設問9・・・「ふつう」。
精算表:設問10・・・「難」。
結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。
当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。
公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。
PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。
なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。
とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。
受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。
教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、
簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。
簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、
過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。
建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。
ところで、電卓です。
100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。
高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。
左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。
考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。
建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。
「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。
合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。
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