第27回‐計算問題 過去問(R2/10実施)

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、『計算問題』です。「移動平均法」が問われていますが、難しいところはありません。基本的なことの理解をシッカリしていきましょう。ただ、作業そのものは、カンタンです。

第3問 問1‐計算問題 移動平均法

 ◇問題◇

 

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解説

 結論から言うと、「答えはこちら」です。

 本問のレベルは「ふつう」です。

 「移動平均法」は、受け入れの都度、払い出し単価を計算する方法です。

 問題なく解けると思います。

処理A

 期首の在庫は、「600個」の「@100」で、計「60,000」となっています。

 「3/2」には、300個が払い出されています。

 在庫の単価は「@100」なので、「300個*@100」で、「\30,000」が払い出されたことになります。

 当該「30,000」が「A」となります。

 また、「300個」が払い出されたので、在庫は、「600-300」の「300個」となります。

処理B

 「3/5」には、受け入れがあります。よって、払い出し単価を計算します。

 受け入れは、「900個」の「@140」で、計「126,000」です。

 在庫は、「300個」の「@100」なので、計「30,000」です。

 「30000+126000」で、「156,000」。

 「900+300」で、「1200個」。

 「156000/1200個」で、新たな払い出し単価は、「@130」となります。

 次いで、「3/12」に、「200個」の払い出しがあります。

 “新”単価は「@130」ですから、「130*200個」の「26,000」が、払い出し額です。

 当該「26,000」が「B」となります。

 んで、「200個」が払い出されたので、在庫は、「1200-200」の「1,000個」となります。

処理C

 「3/17」に、「500個」の払い出しがあります。

 在庫は、「@130」の「1,000個」です。

 「500個」の払い出しなので、「130*500個」の「65,000」が払い出し額です。

 当該「65,000」が「C」となります。

 んで、在庫ですが、「1000-500」で「500個」となります。

処理D

 「3/23」に、受け入れがあります。

 在庫は、「@130」の「500個」で、計「65,000」です。

 新たな受け入れは、「@160」の「750個」で、計「120,000」です。

 「500+750」で、「1250個」。

 「65000+120000」で、「185,000」。

 「185000/1250個」で、新たな払い出し単価は、「@148」となります。

 「3/30」に、「600個」の払い出しがあります。

 単価は、「@148」なので、「148*600個」の「88,800」となります。

 当該「88,800」が「D」となります。

補足

 本問の問題文の「なお書き」には…、

 『なお、材料の払出単価の計算の過程で端数が生じた場合、円未満を四捨五入すること。

 …とあります。

 しかしながら、建設業経理士試験では、ほとんど「端数」が出ません。

 小数点以下の「端数」が出るのは、本当にごく稀です。

 もし、「端数」が出た場合、第1に、「ミス」を疑ってください。

 おそらく、どこぞで、資料の読み取りミス・計算ミスをしているはずです。

こたえ

 

 …と相なります.

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27回

 インデックス

第1問:仕訳

 1問:投資有価証券・・・「ふつう」。

 2問:利益処分・・・「ふつう」。

 3問:修繕工事・・・「ふつう」。

 4問:貸倒処理・・・「ふつう」。

 5問:割引・・・「ふつう」。

第2問:文章問題

 1問:未払利息・支払利息・・・「ふつう」。

 2問:固定資産売却損・・・「ふつう」。

 3問:本支店会計・・・「ふつう」。

 4問:工事進行基準・・・「ふつう」。

第3問 計算問題

 1問:計算問題・・・「ふつう」

 2問:計算問題・・・「ふつう」

第4問 個別問題

 理論問題・・・「ふつう」

 部門費振替表・・・「ふつう」

第5問 総合問題

 精算表:インデックス・ポイント・・・「ふつう」。

 精算表:設問1・・・「ふつう」。

 精算表:設問2・・・「難」。

 精算表:設問3・・・「ふつう」。

 精算表:設問4・・・「ふつう」。

 精算表:設問5・・・「ふつう」。

 精算表:設問6・・・「ふつう」。

 精算表:設問7・・・「ふつう」。

 精算表:設問8・・・「ふつう」。

 精算表:設問9・・・「ふつう」。

 精算表:設問10・・・「難」。

PDF過去問の閲覧

 結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。

 

 当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。

 公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。

 PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。

 なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。

 アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。

 とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。

 受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。

独学向け教材

 教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、

 簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。

 簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、

 過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。

 建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。

 ところで、電卓です。

 100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。

 高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。

 簿記2級では必須の高品質電卓と避けるべきペラペラ計算機

 左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。

 高品質な計算機

 考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。

建設業経理士2級のこまごましたもの

 建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。

 合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。

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