本問は『仕入割戻』の仕訳。第12回試験の第1問‐仕訳問題の5問目。勘定用語を正確に憶えていれば、即断に解答できます。間違えた人はしっかり復習しておきましょう。
◇問題◇
◇勘定科目群◇
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結論から言うと、「答えはこちら」です。
本問のレベルは「ふつう」です。
ところで、「借方」は「左がわ」で、フォーク・お茶碗・スマホを持つ方です。
対して、「貸方」は「右がわ」で、ナイフ・お箸を持ったり、配偶者をケージにしまうときの方です。
ふつうに“仕入割戻”の処理をするだけです。
仕入時に値引を受けたと考えて、計算機を打てば、おしまいです。
@1,200の材料を600個、掛で仕入れています。
んなもんで、ざっくり、「1,200×600」で計算機を打ち、値引前の値段「720,000」を導きます 。
割戻し額は「3%」です。反対にいえば、本体価格は「97%」になったという塩梅です。
「720,000*0.97」の「698,400」が確定額となります。
当該金額は「掛」であり、また、工事関係の未払金なので、「工事未払金」で処理します。
なお、「3%」とか「97%」の計算の際は、頭の中で「0.03」とか「0.97」と変換して計算機に入力するよりも、単に「3」「%」とか、「9」「7」「%」などと打つほうが早いです。
先々、かなり省力に貢献するので、「%」計算で試してみてください。
後は、“ふつう”に、材料の購入の仕訳に落とし込むだけです。
言うまでもありませんが、“工事関係”の未払金なので、勘定科目は、「工事未払金」で処理します。
資産の増加と負債の増加なので…、
借方:材料 698,400
貸方:工事未払金 698,400
…と相なります。
答えは…、
…です。
一口コメントです。
本問は、「割戻し」とありますが、処理的には、「値引」と同じで、その額面だけ、直接、取得原価から控除します。
お兄さんの「仕入割引」とは、処理が異なるので、注意してください。
このあたりが不安なら、テキストの該当箇所を読み込んでおきましょう。「仕入割引」と、そのお友達の「売上割引」は、結構な出題率です。
1問:工事進行基準・・・「ふつう」。
2問:公社債利札・・・「ふつう」。
3問:固定資産売却・・・「ふつう」。
4問:貸倒・・・「ふつう」。
5問:仕入割戻・・・「ふつう」。
結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。
当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。
公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。
PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。
なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。
とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。
受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。
教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、
簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。
簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、
過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。
建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。
ところで、電卓です。
100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。
高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。
左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。
考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。
建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。
「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。
合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。
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