令和4年4月 二級ボイラー技士の公式過去問の、第40問目の解説。本問は、「附属品の管理」を問う問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「ふつう」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢Aの「圧力計の目もりには、ボイラーの最高使用圧力を示す位置に、見やすい 表示をすること。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「法令に定められているもの」となります。
なお、本試験では、「最高使用圧力」のところが色々と変えられて出題されています。
「“最大”使用圧力」とか、「最高“常用”圧力」とか、「“最低”使用圧力」とかです。
キーワードの「最高使用圧力」は、意識して押えておきましょう。
選択肢Bの「蒸気ボイラーの水高計の目もりには、常用水位を示す位置に、見やすい表示をすること。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「常用水位」のところです。
正しくは、「最高使用圧力」です。
水高計は、圧力計です。よって、選択肢の「常用水位」ウンヌンが間違っています。
法律の規定では…、
「圧力計または水高計は、使用中、その機能を害するような振動を受けることがないようにし、」
「かつ、その内部が凍結し、または、80度以上の温度にならないように措置し、」
「さらに、目盛には、当該ボイラーの“最高使用圧力”を示す位置に見やすい表示をすること」
…となっています。
よって、選択肢は、「定められていない」となります。
選択肢Cの「燃焼ガスに触れる給水管、吹出管及び水面測定装置の連絡管は、不燃性 材料により保温その他の措置を講ずること。
よって、選択肢は、「定められていない」となります。
選択肢Dの「圧力計は、使用中その機能を害するような振動を受けることがないよう にし、かつ、その内部が凍結し、又は80℃以上の温度にならない措置を講 ずること」ですが、正しい記述です。
先に見ましたが、法律の規定では…、
「圧力計または水高計は、使用中、その機能を害するような振動を受けることがないようにし、」
「かつ、その内部が凍結し、または、80度以上の温度にならないように措置し、」
「さらに、目盛には、当該ボイラーの最高使用圧力を示す位置に見やすい表示をすること」
…となっています。
数字は、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「法令に定められているもの」となります。
設問は、「法令に定められているものはどれか?」です。
「A」は「法令に定められているもの」です。
「B」は「定められていない」です。
「C」は「定められていない」です。
「D」は「法令に定められているもの」です。
正解:3
当該年度の二ボの過去問は、以上です。お疲れ様でした!
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:飽和水・飽和蒸気・・・「ふつう」
2問:ボイラーの容量及び効率・・・「ふつう」
3問:ボイラーの水循環・・・「ふつう」
4問:伝熱管に分類されないもの・・・「難」
5問:鋳鉄製ボイラー・・・「ふつう」
6問:計測器・・・「ふつう」
7問:ボイラーの自動制御・・・「ふつう」
8問:ボイラーの給水系統装置・・・「ふつう」
9問:エコノマイザ・・・「ふつう」
10問:温水ボイラー及び蒸気ボイラーの附属品・・・「やや難」
11問:ディフューザポンプ・・・「ふつう」。
12問:スートブロー・・・「ふつう」
13問:脱酸素剤・・・「ふつう」
14問:ボイラー水の吹出し・・・「ふつう」
15問:キャリオーバ・・・「ふつう」。
16問:ボイラー水位が安全低水面以下・・・「ふつう」
17問:ボイラーの内面清掃・・・「ふつう」。
18問:単純軟化法・・・「ふつう」
19問:ばね安全弁及び逃がし弁・・・「ふつう」
20問:ボイラーの点火前の点検・準備・・・「ふつう」
21問:引火点・・・「ふつう」
22問:ボイラーの油バーナ・・・「ふつう」。
23問:燃料の燃焼・・・「ふつう」
24問:重油の性質・・・「難」
25問:石炭燃焼と重油燃焼・・・「ふつう」
26問:燃料の分析及び性質・・・「ふつう」
27問:低温腐食の抑制方法・・・「ふつう」
28問:ボイラー用ガスバーナ・・・「ふつう」
29問:一次空気及び二次空気・・・「ふつう」
30問:ボイラーの通風・・・「ふつう」
31問:法定検査・・・「やや難」
32問:鋳鉄製温水ボイラー・・・「ふつう」
33問:ボイラー室・・・「ふつう」
34問:伝熱面積の算定方法・・・「ふつう」
35問:伝熱面積計算・・・「やや難」
36問:鋳鉄製ボイラーの附属品・・・「ふつう」
37問:設置・変更時の届け出・・・「ふつう」
38問:鋼製ボイラーの安全弁・・・「ふつう」
39問:ボイラー室の掲示事項・・・「ふつう」
40問:附属品の管理・・・「ふつう」
独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。
ま、読むのがメンドウな人は…、
過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。
わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
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サブ機として、試験後も活躍するはずです。
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二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。
ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。
二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。
乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。
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