令和4年4月 二級ボイラー技士の公式過去問の、本問は、「ボイラー室」を問うの問題です。当該論点も、「法令」で出題頻度の高いものとなっています。基本的に憶えるだけなので、空き時間等を活用し、取れるようになってください。
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本問のレベルは「ふつう」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
「数字」の問題です。
最も、費用対効果の高い(カンタンに点が取れる)のが、「数字」です。
定番の数字は、シッカリと押えておきましょう。
選択肢1の「伝熱面積が4m2の蒸気ボイラーは、ボイラー室に設置しなければならない。」ですが、正しい記述です。
原則として、ボイラーは、専用の建物、または、障壁で区画された場所に設置しなくてはいけません。
しかし、これには、例外もあって、伝熱面積3m2以下のボイラーは、除かれています。
本問では、「4m2の蒸気ボイラー」なので、法により、「ボイラー室に設置しなければならない」ことになります。
よって、選択肢は、「定められている内容」となります。
選択肢2の「ボイラーの最上部から天井、配管その他のボイラーの上部にある構造物ま での距離は、原則として、2m以上としなければならない。」ですが、誤った記述です。
数字の問題です。
最上部から天井等までは、「1.2m以上」となっています。
選択肢のように、法では、「2m以上としなければならない」とは、なっていません。
よって、選択肢は、「法令に定められていない」となります。
選択肢3の「ボイラー室には、必要がある場合のほか、引火しやすいものを持ち込ませ てはならない」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
法に関係なく、常識的に判断できるかと思います。
よって、選択肢は、「定められている内容」となります。
選択肢4の「立てボイラーは、ボイラーの外壁から壁、配管その他のボイラーの側部に ある構造物(検査及びそうじに支障のない物を除く。)までの距離を、原則と して、0.45m以上としなければならない。」ですが、正しい記述です。
ボイラーと壁等の距離ですが、法律では、「0.3m以上」と定められています。
よって、選択肢のように、「0.45m以上」とするのも、OKとなります。
よって、選択肢は、「定められている内容」となります。
選択肢5の「ボイラー室に燃料の石炭を貯蔵するときは、原則として、これをボイラー の外側から1.2m以上離しておかなければならない。」ですが、正しい記述です。
マイナーな規定のため、判断できないかもしれません。
固体燃料の場合、ボイラーからは、「1.2m以上」離すよう、定められています。
今後の出題(問題の使い回し)に備えて、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「定められている内容」となります。
設問は、「法令に定められていないものはどれか?」です。
「1」は「定められている内容」です。
「2」は「法令に定められていない」です。
「3」は「定められている内容」です。
「4」は「定められている内容」です。
「5」は「定められている内容」です。
正解:2
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:飽和水・飽和蒸気・・・「ふつう」
2問:ボイラーの容量及び効率・・・「ふつう」
3問:ボイラーの水循環・・・「ふつう」
4問:伝熱管に分類されないもの・・・「難」
5問:鋳鉄製ボイラー・・・「ふつう」
6問:計測器・・・「ふつう」
7問:ボイラーの自動制御・・・「ふつう」
8問:ボイラーの給水系統装置・・・「ふつう」
9問:エコノマイザ・・・「ふつう」
10問:温水ボイラー及び蒸気ボイラーの附属品・・・「やや難」
11問:ディフューザポンプ・・・「ふつう」。
12問:スートブロー・・・「ふつう」
13問:脱酸素剤・・・「ふつう」
14問:ボイラー水の吹出し・・・「ふつう」
15問:キャリオーバ・・・「ふつう」。
16問:ボイラー水位が安全低水面以下・・・「ふつう」
17問:ボイラーの内面清掃・・・「ふつう」。
18問:単純軟化法・・・「ふつう」
19問:ばね安全弁及び逃がし弁・・・「ふつう」
20問:ボイラーの点火前の点検・準備・・・「ふつう」
21問:引火点・・・「ふつう」
22問:ボイラーの油バーナ・・・「ふつう」。
23問:燃料の燃焼・・・「ふつう」
24問:重油の性質・・・「難」
25問:石炭燃焼と重油燃焼・・・「ふつう」
26問:燃料の分析及び性質・・・「ふつう」
27問:低温腐食の抑制方法・・・「ふつう」
28問:ボイラー用ガスバーナ・・・「ふつう」
29問:一次空気及び二次空気・・・「ふつう」
30問:ボイラーの通風・・・「ふつう」
31問:法定検査・・・「やや難」
32問:鋳鉄製温水ボイラー・・・「ふつう」
33問:ボイラー室・・・「ふつう」
34問:伝熱面積の算定方法・・・「ふつう」
35問:伝熱面積計算・・・「やや難」
36問:鋳鉄製ボイラーの附属品・・・「ふつう」
37問:設置・変更時の届け出・・・「ふつう」
38問:鋼製ボイラーの安全弁・・・「ふつう」
39問:ボイラー室の掲示事項・・・「ふつう」
40問:附属品の管理・・・「ふつう」
独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。
ま、読むのがメンドウな人は…、
過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。
わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。
サブ機として、試験後も活躍するはずです。
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二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。
ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。
二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。
乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。
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