7問‐令和4年4月 二ボ公式過去問解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第7問は、「ボイラーの自動制御」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

7問

 

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 難易度は、「ふつう」です。

 本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。

 問題一覧は、こちらです。

 全問の答えは、こちらです。

選択肢A

 選択肢Aの「ボイラーの状態量として設定範囲内に収めることが目標となっている量 を操作量といい、そのために調節する量を制御量という。」ですが、誤った記述です。

 いわゆる「逆」になっている問題です。

 正しい記述は、「ボイラーの状態量として設定範囲内に収めることが目標となっている量を“制御量”といい、そのために調節する量を“操作量”という。」です。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢B

 選択肢Bの「ボイラーの蒸気圧力又は温水温度を一定にするように、燃料供給量及び 燃焼用空気量を自動的に調節する制御を自動燃焼制御(ACC)という。」ですが、正しい記述です。

 「自動燃焼制御」の正しい記述です。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢C

 選択肢Cの「比例動作による制御は、オフセットが現れた場合にオフセットがなくなるように動作する制御である」ですが、誤った記述です。

 選択肢の言う「オフセットが現れた場合にオフセットがなくなるように動作する制御である」は、「積分動作による制御」のものです。

 「比例動作」とは、「偏差の大きさに比例して操作量を増減する制御方式」です。

 各自動制御は、ほぼ毎回出てくるので、必ず、押えておきましょう。ここだけで、1点取れます。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢D

 選択肢Dの「積分動作による制御は、偏差の時間積分値に比例して操作量を増減するように動作する制御である」ですが、正しい記述です。

 「積分動作」の正しい記述です。

 選択肢を丸ごと押えておきましょう。毎回出ています。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 設問は、「誤っているものの組合せはどれか?」です。

 「A」は「誤」です。

 「B」は「正」です。

 「C」は「誤」です。

 「D」は「正」です。

 正解:2

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過去問その他の問題

 本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。

 通勤・通学中にどうぞ。

令和4年4月 過去問

 インデックス

 問題一覧

 答え一覧

構造10問

 1問:飽和水・飽和蒸気・・・「ふつう」

 2問:ボイラーの容量及び効率・・・「ふつう」

 3問:ボイラーの水循環・・・「ふつう」

 4問:伝熱管に分類されないもの・・・「難」

 5問:鋳鉄製ボイラー・・・「ふつう」

 6問:計測器・・・「ふつう」

 7問:ボイラーの自動制御・・・「ふつう」

 8問:ボイラーの給水系統装置・・・「ふつう」

 9問:エコノマイザ・・・「ふつう」

 10問:温水ボイラー及び蒸気ボイラーの附属品・・・「やや難」

取扱10問

 11問:ディフューザポンプ・・・「ふつう」。

 12問:スートブロー・・・「ふつう」

 13問:脱酸素剤・・・「ふつう」

 14問:ボイラー水の吹出し・・・「ふつう」

 15問:キャリオーバ・・・「ふつう」。

 16問:ボイラー水位が安全低水面以下・・・「ふつう」

 17問:ボイラーの内面清掃・・・「ふつう」。

 18問:単純軟化法・・・「ふつう」

 19問:ばね安全弁及び逃がし弁・・・「ふつう」

 20問:ボイラーの点火前の点検・準備・・・「ふつう」

燃料・燃焼10問

 21問:引火点・・・「ふつう」

 22問:ボイラーの油バーナ・・・「ふつう」。

 23問:燃料の燃焼・・・「ふつう」

 24問:重油の性質・・・「難」

 25問:石炭燃焼と重油燃焼・・・「ふつう」

 26問:燃料の分析及び性質・・・「ふつう」

 27問:低温腐食の抑制方法・・・「ふつう」

 28問:ボイラー用ガスバーナ・・・「ふつう」

 29問:一次空気及び二次空気・・・「ふつう」

 30問:ボイラーの通風・・・「ふつう」

法令10問

 31問:法定検査・・・「やや難」

 32問:鋳鉄製温水ボイラー・・・「ふつう」

 33問:ボイラー室・・・「ふつう」

 34問:伝熱面積の算定方法・・・「ふつう」

 35問:伝熱面積計算・・・「やや難」

 36問:鋳鉄製ボイラーの附属品・・・「ふつう」

 37問:設置・変更時の届け出・・・「ふつう」

 38問:鋼製ボイラーの安全弁・・・「ふつう」

 39問:ボイラー室の掲示事項・・・「ふつう」

 40問:附属品の管理・・・「ふつう」

独学向け教材

 独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。

 ま、読むのがメンドウな人は…、

 過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、

 そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。

 わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。

PDF過去問の閲覧

 

 PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。

 手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。

 他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。

 サブ機として、試験後も活躍するはずです。

 amazon参考‐Fire HD

二級ボイラー技士のこまごましたもの

 二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。

 ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。

 二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。

 乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。

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