11問‐令和3年10月 二ボ公式過去問解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第11問は、「点火前の点検・準備」の問題です。知らないと解けない問題です。テキストの記述をシッカリ押えておきましょう。

11問

 

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 本問のレベルは「ふつう」です。

 本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。

 問題一覧は、こちらです。

 全問の答えは、こちらです。

選択肢1

 選択肢1の「液体燃料の場合は油タンク内の油量を、ガス燃料の場合はガス圧力を調べ、 適正であることを確認する。」ですが、正しい記述です。

 燃料がないと点火しないですし、少ないまま稼働させると、不完全燃焼等によるトラブルの元です。

 まあ、常識的に判断できるかと思います。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢2

 選択肢2の「験水コックがある場合には、水部にあるコックを開けて、水が噴き出すこ とを確認する」ですが、正しい記述です。

 コックをあけて水が噴き出せば、ちゃんと、水があることがわかります。正しい記述です。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢3

 選択肢3の「圧力計の指針の位置を点検し、残針がある場合は予備の圧力計と取り替え る。」ですが、正しい記述です。

 残針は、「針が0に戻らなくなること」なので、圧力計に故障があるのが予想されます。取り換えで正しいです。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢4

 選択肢4の「水位を上下して水位検出器の機能を試験し、給水ポンプが設定水位の上限において、正確に起動することを確認する」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「設定水位の上限において」のところです。

 正しくは、「設定水位の下限において」です。

 設定水位を下回ったら、給水ポンプが動いて給水するかどうかを確かめないといけません。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢5

 選択肢5の「煙道の各ダンパを全開にしてファンを運転し、炉及び煙道内のプレパージ を行う」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 煙道等に燃焼ガスが残っていると、予期せぬ爆発・火災の原因となります。

 「プレパージ」ですが、調べてみると…、

 「プレパージ(pre-purge)とは、点火する前に燃焼室内に溜まっている未燃ガスを排風機で排出して、ガス爆発を未然に防ぐことをいいます。」

 「点火前に行うものをプレパージ(pre-purge)。 また、燃焼停止後に強制排気を行うものをポストパージ(post-purge)といいます。」

 …となっています。

 試験では、ここまで出ませんが、「ボイラーは、換気が大事」と憶えておきましょう。実技研修で役に立つはずです。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 設問は、「誤っているものはどれか?」です。

 「1」は「正」です。

 「2」は「正」です。

 「3」は「正」です。

 「4」は「誤」です。

 「5」は「正」です。

 正解:4

 次の問題へ。

過去問その他の問題

 本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。

 通勤・通学中にどうぞ。

R3年10月過去問

 インデックス

 問題一覧

 答え一覧

構造10問

 1問:ボイラーの構造・・・「ふつう」

 2問:丸ボイラーの特徴・・・「ふつう」

 3問:計測器・・・「ふつう」

 4問:ステー・・・「ふつう」

 5問:ボイラー構造・・・「ふつう」

 6問:鋳鉄製ボイラー・・・「ふつう」

 7問:ボイラーの吹出し装置・・・「ふつう」

 8問:エコノマイザ・・・「ふつう」

 9問:ボイラーの自動制御・・・「ふつう」

 10問:ドラム水位制御・・・「ふつう」

取扱10問

 11問:点火前の点検・準備・・・「ふつう」。

 12問:ボイラーの水管理・・・「ふつう」

 13問:酸洗浄・・・「ふつう」

 14問:突然消火原因・・・「ふつう」

 15問:ディフューザポンプ・・・「ふつう」。

 16問:清缶剤・・・「ふつう」

 17問:蒸気圧力上昇時の取扱い・・・「ふつう」。

 18問:水面測定装置・・・「ふつう」

 19問:スケール及びスラッジの害・・・「ふつう」

 20問:キャリオーバ・・・「ふつう」

燃料・燃焼10問

 21問:液体燃料の供給装置・・・「ふつう」

 22問:重油に含まれる成分・・・「ふつう」。

 23問:石炭の工業分析・・・「ふつう」

 24問:気体燃料の燃焼方式・・・「ふつう」

 25問:圧力噴霧式バーナ・・・「やや難」

 26問:NOxの抑制方法・・・「ふつう」

 27問:ボイラー用気体燃料・・・「ふつう」

 28問:燃料の分析及び性質・・・「ふつう」

 29問:一次空気及び二次空気・・・「ふつう」

 30問:ボイラーの通風・・・「ふつう」

法令10問

 31問:法定検査・・・「ふつう」

 32問:鋼製ボイラー・・・「ふつう」

 33問:検査及び検査証・・・「ふつう」

 34問:鋳鉄製温水ボイラー・・・「ふつう」

 35問:附属品の管理・・・「ふつう」

 36問:鋼製ボイラーの水面測定装置・・・「ふつう」

 37問:ボイラー取扱作業主任者の職務・・・「ふつう」

 38問:ボイラー技士・・・「ふつう」

 39問:定期自主検査・・・「ふつう」

 40問:法定距離・・・「ふつう」

独学向け教材

 独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。

 ま、読むのがメンドウな人は…、

 過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、

 そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。

 わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。

PDF過去問の閲覧

 

 PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。

 手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。

 他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。

 サブ機として、試験後も活躍するはずです。

 amazon参考‐Fire HD

二級ボイラー技士のこまごましたもの

 二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。

 ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。

 二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。

 乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。

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