第7問は、「ボイラーの吹出し装置」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
(クリックして拡大。)
難易度は、「ふつう」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
「二級ボイラー技士」の実務と直結している「吹出し」です。
テキストを丁寧に読んでおきましょう。
そこそこ何でもが出ます。
選択肢1の「吹出し管は、ボイラー水の濃度を下げたり、沈殿物を排出するため、胴又 はドラムに設けられる。」ですが、正しい記述です。
「吹出し管」の正しい記述です。
なお、吹出し管は、胴やドラムの「底部」に設けられます。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「吹出し弁には、スラッジなどによる故障を避けるため、玉形弁又はアングル弁が用いられる」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「玉形弁又はアングル弁」のところです。
まずもって、故障の予防のため、玉形弁は、吹き出し弁に使用しません。
吹き出し弁に使用されるのは、「仕切弁又はY型弁」です。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢3の「最高使用圧力1MPa未満のボイラーでは、吹出し弁の代わりに吹出しコッ クが用いられることが多い」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
数字は、常に狙われています。「1MPa未満・・・吹き出しコック」と押えておきましょう。「穴埋め問題」でも出る可能性があります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「大形のボイラー及び高圧のボイラーには、2個の吹出し弁を直列に設け、 ボイラーに近い方に急開弁、遠い方に漸開弁を取り付ける」ですが、正しい記述です。
正しい記述です。
急開弁と漸開弁は、よくよく“入れ替えられて”出題されています。
「ボイラーに近い方に急開弁、遠い方に漸開弁(Y形弁)」と、そのまま憶えてしまってください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢5の「連続吹出し装置は、ボイラー水の濃度を一定に保つように調節弁によって 吹出し量を加減し、少量ずつ連続的に吹き出す装置である」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。解説のしようがありません。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
設問は、「誤っているものはどれか?」です。
「1」は「正」です。
「2」は「誤」です。
「3」は「正」です。
「4」は「正」です。
「5」は「正」です。
正解:2
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:ボイラーの構造・・・「ふつう」
2問:丸ボイラーの特徴・・・「ふつう」
3問:計測器・・・「ふつう」
4問:ステー・・・「ふつう」
5問:ボイラー構造・・・「ふつう」
6問:鋳鉄製ボイラー・・・「ふつう」
7問:ボイラーの吹出し装置・・・「ふつう」
8問:エコノマイザ・・・「ふつう」
9問:ボイラーの自動制御・・・「ふつう」
10問:ドラム水位制御・・・「ふつう」
11問:点火前の点検・準備・・・「ふつう」。
12問:ボイラーの水管理・・・「ふつう」
13問:酸洗浄・・・「ふつう」
14問:突然消火原因・・・「ふつう」
15問:ディフューザポンプ・・・「ふつう」。
16問:清缶剤・・・「ふつう」
17問:蒸気圧力上昇時の取扱い・・・「ふつう」。
18問:水面測定装置・・・「ふつう」
19問:スケール及びスラッジの害・・・「ふつう」
20問:キャリオーバ・・・「ふつう」
21問:液体燃料の供給装置・・・「ふつう」
22問:重油に含まれる成分・・・「ふつう」。
23問:石炭の工業分析・・・「ふつう」
24問:気体燃料の燃焼方式・・・「ふつう」
25問:圧力噴霧式バーナ・・・「やや難」
26問:NOxの抑制方法・・・「ふつう」
27問:ボイラー用気体燃料・・・「ふつう」
28問:燃料の分析及び性質・・・「ふつう」
29問:一次空気及び二次空気・・・「ふつう」
30問:ボイラーの通風・・・「ふつう」
31問:法定検査・・・「ふつう」
32問:鋼製ボイラー・・・「ふつう」
33問:検査及び検査証・・・「ふつう」
34問:鋳鉄製温水ボイラー・・・「ふつう」
35問:附属品の管理・・・「ふつう」
36問:鋼製ボイラーの水面測定装置・・・「ふつう」
37問:ボイラー取扱作業主任者の職務・・・「ふつう」
38問:ボイラー技士・・・「ふつう」
39問:定期自主検査・・・「ふつう」
40問:法定距離・・・「ふつう」
独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。
ま、読むのがメンドウな人は…、
過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。
わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。
サブ機として、試験後も活躍するはずです。
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二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。
ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。
二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。
乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。
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