10問‐令和3年10月 二ボ公式過去問解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第10問は、「ドラム水位制御」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

10問

 

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 本問のレベルは「ふつう」です。

 本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。

 問題一覧は、こちらです。

 全問の答えは、こちらです。

解答

 「水位制御」は、あまり出ません。

 「後回し」にして、本試験が近づいたら、ボチボチ押えていきましょう。

選択肢1

 選択肢1の「水位制御は、負荷の変動に応じて給水量を調節するものである。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。解説のしようがありません。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢2

 選択肢2の「単要素式は、水位だけを検出し、その変化に応じて給水量を調節する方式 である」ですが、正しい記述です。

 選択肢の言うように、単要素式は、水位だけの検出です。

 なお、単要素式は、水位変動が激しいと、制御がうまくいかなくなります。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢3

 選択肢3の「二要素式は、水位と蒸気流量を検出し、その変化に応じて給水量を調節す る方式である」ですが、正しい記述です。

 二要素式は、水位と蒸気流量を検出します。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢4

 選択肢4の「電極式水位検出器は、蒸気の凝縮によって検出筒内部の水の純度が高くな ると、正常に作動しなくなる」ですが、正しい記述です。

 「電極式水位検出器」ですが、「検出筒(水中管)に電極を挿入し、電極に流れる電流の有無によって推移を検出する装置」です。

 水の純度が高くなると、電気伝導率が低下するためです。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢5

 選択肢5の「熱膨張管式水位調整装置には、単要素式はあるが、二要素式はない」ですが、誤った記述です。

 「熱膨張管式水位調整装置」ですが、単要素式、二要素式、三要素式のものもあります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 設問は、「誤っているものはどれか?」です。

 「1」は「正」です。

 「2」は「正」です。

 「3」は「正」です。

 「4」は「正」です。

 「5」は「誤」です。

答え

 正解:5

 次の問題へ。

過去問その他の問題

 本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。

 通勤・通学中にどうぞ。

R3年10月過去問

 インデックス

 問題一覧

 答え一覧

構造10問

 1問:ボイラーの構造・・・「ふつう」

 2問:丸ボイラーの特徴・・・「ふつう」

 3問:計測器・・・「ふつう」

 4問:ステー・・・「ふつう」

 5問:ボイラー構造・・・「ふつう」

 6問:鋳鉄製ボイラー・・・「ふつう」

 7問:ボイラーの吹出し装置・・・「ふつう」

 8問:エコノマイザ・・・「ふつう」

 9問:ボイラーの自動制御・・・「ふつう」

 10問:ドラム水位制御・・・「ふつう」

取扱10問

 11問:点火前の点検・準備・・・「ふつう」。

 12問:ボイラーの水管理・・・「ふつう」

 13問:酸洗浄・・・「ふつう」

 14問:突然消火原因・・・「ふつう」

 15問:ディフューザポンプ・・・「ふつう」。

 16問:清缶剤・・・「ふつう」

 17問:蒸気圧力上昇時の取扱い・・・「ふつう」。

 18問:水面測定装置・・・「ふつう」

 19問:スケール及びスラッジの害・・・「ふつう」

 20問:キャリオーバ・・・「ふつう」

燃料・燃焼10問

 21問:液体燃料の供給装置・・・「ふつう」

 22問:重油に含まれる成分・・・「ふつう」。

 23問:石炭の工業分析・・・「ふつう」

 24問:気体燃料の燃焼方式・・・「ふつう」

 25問:圧力噴霧式バーナ・・・「やや難」

 26問:NOxの抑制方法・・・「ふつう」

 27問:ボイラー用気体燃料・・・「ふつう」

 28問:燃料の分析及び性質・・・「ふつう」

 29問:一次空気及び二次空気・・・「ふつう」

 30問:ボイラーの通風・・・「ふつう」

法令10問

 31問:法定検査・・・「ふつう」

 32問:鋼製ボイラー・・・「ふつう」

 33問:検査及び検査証・・・「ふつう」

 34問:鋳鉄製温水ボイラー・・・「ふつう」

 35問:附属品の管理・・・「ふつう」

 36問:鋼製ボイラーの水面測定装置・・・「ふつう」

 37問:ボイラー取扱作業主任者の職務・・・「ふつう」

 38問:ボイラー技士・・・「ふつう」

 39問:定期自主検査・・・「ふつう」

 40問:法定距離・・・「ふつう」

独学向け教材

 独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。

 ま、読むのがメンドウな人は…、

 過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、

 そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。

 わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。

PDF過去問の閲覧

 

 PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。

 手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。

 他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。

 サブ機として、試験後も活躍するはずです。

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二級ボイラー技士のこまごましたもの

 二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。

 ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。

 二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。

 乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。

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