第9問は、「ボイラーの自動制御」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは、「ふつう」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
「自動制御」は、ほぼ毎回出る論点です。
文系の人は、「暗記」で凌いでください。
選択肢1の「オンオフ動作による蒸気圧力制御は、蒸気圧力の変動によって、燃焼又は 燃焼停止のいずれかの状態をとる」ですが、正しい記述です。
ちなみに「燃焼・・・オン」で、「燃焼停止・・・オフ」です。
「2位置動作」とも言います。テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「ハイ・ロー・オフ動作による蒸気圧力制御は、蒸気圧力の変動によって、 高燃焼、低燃焼又は燃焼停止のいずれかの状態をとる」ですが、正しい記述です。
「ハイ・ロー・オフ‐高燃焼・低燃焼・燃焼停止」と、対応しています。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「比例動作による制御は、オフセットが現れた場合にオフセットがなくなる ように動作する制御である」ですが、誤った記述です。
「比例動作による制御」ですが、「偏差の大きさに比例して操作量を加減する制御方式」です。
選択肢の言う「オフセットが現れた場合にオフセットがなくなる」ウンヌンなのは、「積分動作による制御」です。
頻出論点なので、文系の人は、文言を、“こういうもの”として憶えてしまいましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢4の「積分動作による制御は、偏差の時間積分値に比例して操作量を増減するよ うに動作する制御である」ですが、正しい記述です。
文系の人は、???となりますが、“このようなもの”として、憶えてしまってください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢5の「微分動作による制御は、偏差が変化する速度に比例して操作量を増減する ように動作する制御である」ですが、正しい記述です。
正しい記述です。テキストで確認しておきましょう。文系の人は、これも、“このようなもの”として、憶えましょう。毎回出るので、損はしないです。
よって、選択肢は、「正」となります。
設問は、「誤っているものはどれか?」です。
「1」は「正」です。
「2」は「正」です。
「3」は「誤」です。
「4」は「正」です。
「5」は「正」です。
正解:3
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:ボイラーの構造・・・「ふつう」
2問:丸ボイラーの特徴・・・「ふつう」
3問:計測器・・・「ふつう」
4問:ステー・・・「ふつう」
5問:ボイラー構造・・・「ふつう」
6問:鋳鉄製ボイラー・・・「ふつう」
7問:ボイラーの吹出し装置・・・「ふつう」
8問:エコノマイザ・・・「ふつう」
9問:ボイラーの自動制御・・・「ふつう」
10問:ドラム水位制御・・・「ふつう」
11問:点火前の点検・準備・・・「ふつう」。
12問:ボイラーの水管理・・・「ふつう」
13問:酸洗浄・・・「ふつう」
14問:突然消火原因・・・「ふつう」
15問:ディフューザポンプ・・・「ふつう」。
16問:清缶剤・・・「ふつう」
17問:蒸気圧力上昇時の取扱い・・・「ふつう」。
18問:水面測定装置・・・「ふつう」
19問:スケール及びスラッジの害・・・「ふつう」
20問:キャリオーバ・・・「ふつう」
21問:液体燃料の供給装置・・・「ふつう」
22問:重油に含まれる成分・・・「ふつう」。
23問:石炭の工業分析・・・「ふつう」
24問:気体燃料の燃焼方式・・・「ふつう」
25問:圧力噴霧式バーナ・・・「やや難」
26問:NOxの抑制方法・・・「ふつう」
27問:ボイラー用気体燃料・・・「ふつう」
28問:燃料の分析及び性質・・・「ふつう」
29問:一次空気及び二次空気・・・「ふつう」
30問:ボイラーの通風・・・「ふつう」
31問:法定検査・・・「ふつう」
32問:鋼製ボイラー・・・「ふつう」
33問:検査及び検査証・・・「ふつう」
34問:鋳鉄製温水ボイラー・・・「ふつう」
35問:附属品の管理・・・「ふつう」
36問:鋼製ボイラーの水面測定装置・・・「ふつう」
37問:ボイラー取扱作業主任者の職務・・・「ふつう」
38問:ボイラー技士・・・「ふつう」
39問:定期自主検査・・・「ふつう」
40問:法定距離・・・「ふつう」
独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。
ま、読むのがメンドウな人は…、
過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。
わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
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サブ機として、試験後も活躍するはずです。
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二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。
ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。
二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。
乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。
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