インスタントコーヒーをおいしく淹れるコツは、少量のお湯を注いで軽く掻き混ぜ、レンジでチンした後で、たっぷりとお湯を淹れる。
インスタントコーヒーのおいしい淹れ方としては、『よく練る』がございますが、今回ご紹介いたしますのは、タイトルのママ、『レンジでチン』でございます。
さて、そもそも、どうして『よく練る』とインスタントコーヒーがおいしくなるかといいますと、インスタントコーヒーの粒子が「大きい」からでございます。
ですから、粉をカップに淹れた後、少量のお湯を注いでグリグリ練ることで、粒子の一粒一粒を壊して、味わいを増やすって寸法なのでございます。
インスタントコーヒーがフリーズドライで作られているのを逆手に取った、よき淹れ方かと存じます。
しかしながら、よく練ろうとすると、カップの底が匙に引っ掻き回されて、キズだらけになってしまうのでございます。
ですから、インスタントコーヒーを飲むときは、お気に入りのマイカップでなく、配偶者のカップで飲むべきなのですが、(あいつの触れたものには近づきたくないなー)という方も居られることでしょう。
そこで、『レンジでチン』なのでございます。
インスタントコーヒーの粉をカップに淹れた後、少量のお湯を注ぐ、までは一緒でございます。
しかし、『よくは練らず』に、普通にティースプーンで軽くかき混ぜた後で、電子レンジで30秒ほど加熱するのでございます。
当該加熱中は、お茶菓子をごそごそと、家族の誰にも見つけられない、秘密の隠し場所から取り出しておけばよいでしょう。
“チン!”と鳴りましたら、もう既に、ほどよく掻き混ざっている状態になっていて、カップの底には「コーヒー粘液」が出来ているかと存じます。
言うなれば、匙で描き回す運動エネルギーの代わりに、レンジのマイクロ波をぶつけようって塩梅でございます。
『レンジでチン』によって、インスタントコーヒーにかかる一手間が、省けるように存じます。
自分と愛する人には、おいしく淹れたいですよねー。
2012年2月1日 11:15 AM
★みんなとシェアする