32問‐毒物劇物取扱者(一般・農業用品目・特定品目)関西広域連合 R1年度(2019年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基礎化学」の「遷移元素:銅銀」についての問題です。「理科」の常識問題・知識問題で、文系でも、判別可能な選択肢があります。できなくても仕方がないですが、ギリギリまで、選択肢は絞り切りましょう。

32問‐遷移元素:銅銀

 

 (クリックして拡大。)

難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「やや難」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢1

 選択肢1の「湿った空気中で酸化されにくい。」ですが、誤った記述です。

 「銅」は、錆びやすいことから、誤りだと判別できます。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢2

 選択肢2の「赤色の金属光沢を示す」ですが、誤った記述です。

 「赤色」なのは、「銅」です。

 「銀」は、「銀白色」です。

 「銀」には、当てはまりません。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢3

 選択肢3の「希塩酸には溶けないが、希硫酸には溶ける。」ですが、誤った記述です。

 銅は、強酸である塩酸とは反応しません。しかし、硝酸とは反応し気体を発生して溶けていきます。

 しかし、銀は、イオン化傾向の小さい金属のため、塩酸や希硫酸には溶けないです。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢4

 選択肢4の「ハロゲンの化合物はフィルム式写真の感光剤に利用される。」ですが、誤った記述です。

 銀のうち、臭化銀(AgBr)などのハロゲン化銀は、写真のフィルムの感光剤として利用されています。

 しかし、銅は、感光剤には使用されていません。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢5

 選択肢5の「熱伝導性、電気伝導性が大きい。」ですが、正しい記述です。

 銅・銀は、ともに、熱伝導性、電気伝導性が大きいです。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 正解:5

 >>> 次の問題へ。

独学向け教材

 教材ですが、長くなったので、「教材レビュー」にまとめています。

 読むのがメンドウな人は、テキストには「 第3版 毒物劇物取扱者 合格教本 」を使用し…、

 んで、過去問兼問題集には…、

 北海道、東北地方、新潟県、長野県、富山県等の人は「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 北海道&東日本編 」を…、

 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県等の人は「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関東編 」を…、

 関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)、奈良県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県等の方は、「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関西&中部編 」を…、

 九州地方、中国地方、香川県等の方は、「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 九州&中国編 」を…、

 …使用します。

 理系の人は、教材はそう気にしなくていいですが、文系の人は、慎重に選びましょう。文系には、どうにもならない教材がそこそこあります。

こまごましたもの

 過去問ですが、「関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)」の過去問に、解説を付与したものをアップしています。

 「1つ」で、「6県分」の過去問演習ができるので、ある意味、お得?かもしれません。

 他都道府県の傾向把握や、問題演習の「数」の確保にご利用ください。

 ・ 関西広域連合 令和1年度 過去問+解説

 また、毒物劇物取扱者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「毒物劇物取扱者の投稿記事 」で、ヒマな時間を潰してください。

みんなとシェアする