25問‐毒物劇物取扱者(一般・農業用品目・特定品目)関西広域連合 R1年度(2019年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基礎化学」の「酸化還元反応」についての出題です。文系でも解ける選択肢はあります。「酸化数」は、無理でしょう。ギリギリまで絞ってから解答しましょう。できなくても、落ち込まないでください。

25問‐酸化還元反応

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「やや難」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

問題

 「硫化水素」と「ヨウ素」の酸化還元反応についての出題です。

a

 aですが、「H2S」の酸化数は「-2」です。

 それが、「S」のみになるわけですが、「S」の酸化数は「0」です。

 「酸化数」は、「増加」しています。

 よって、「増加」となります。

b

 bですが、「S」ですが、「水素」を失うため、「酸化」していることになります。

 「相手の物質を還元し、自身は酸化される物質」を「還元剤」といい

 よって、「還元剤」となります。

c

 cですが、「ヨウ素I2」は、単体なので、酸化数は「0」です。

 それが、反応によって、「2HI」となり、酸化数が「-1」となっています。

 よって、「減少」となります。

d

 dですが、「ヨウ素I2」は、「2HI」となるわけですが、「水素」を得ているので、「還元」されています。

 「相手物質を酸化し、自身は還元される物質」を「酸化剤」といいます。

 よって、「酸化剤」となります。

答え

 「a」は「増加」です。

 「b」は「還元剤」です。

 「c」は「減少」です。

 「d」は「酸化剤」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:1

 >>> 次の問題へ。

独学向け教材

 教材ですが、長くなったので、「教材レビュー」にまとめています。

 読むのがメンドウな人は、テキストには「 第3版 毒物劇物取扱者 合格教本 」を使用し…、

 んで、過去問兼問題集には…、

 北海道、東北地方、新潟県、長野県、富山県等の人は「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 北海道&東日本編 」を…、

 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県等の人は「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関東編 」を…、

 関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)、奈良県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県等の方は、「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関西&中部編 」を…、

 九州地方、中国地方、香川県等の方は、「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 九州&中国編 」を…、

 …使用します。

 理系の人は、教材はそう気にしなくていいですが、文系の人は、慎重に選びましょう。文系には、どうにもならない教材がそこそこあります。

こまごましたもの

 過去問ですが、「関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)」の過去問に、解説を付与したものをアップしています。

 「1つ」で、「6県分」の過去問演習ができるので、ある意味、お得?かもしれません。

 他都道府県の傾向把握や、問題演習の「数」の確保にご利用ください。

 ・ 関西広域連合 令和1年度 過去問+解説

 また、毒物劇物取扱者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「毒物劇物取扱者の投稿記事 」で、ヒマな時間を潰してください。

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