消防設備士 甲種4類・乙種4類の独学‐重要試験情報、傾向と対策

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 ぜんぶ無料。消防設備士の甲種4類・乙種4類を独学で一発合格を目指す人に、“絶対”に知っておくべき重要な試験情報を提供するページ。試験の傾向と対策はもとより、受験上、最も間違ってはならない「試験免除」や「合否基準」についても述べる。「公式過去問」や「使用教材」についても、言及する。

勉強前に知っておくべき‐独学前編:重要試験情報

 

 このページは、「消防設備士 甲種4類(乙種4類)」を受験する際に、“絶対に知っておくべき致命的な試験情報”を、提供するページです。

 「合否基準-4割足切」だけでも、目を通してください。

 次に、試験の一部免除を受ける人は、致命的なミスを犯す前に、「試験免除について」に、目を通しておいてください。でないと、落ちます。

 ところで、本試験ですが、すべて「ペーパー試験」です。実技もペーパーで、実際に、感知器を操作したり、整備したりしません。よって、試験勉強も、「紙の勉強」です。

 参考:公式過去問‐甲4:30問:感知器・発信機

 参考:公式過去問‐甲4実技:実技差動式スポット型感知器・定温式スポット型感知器

 参考:公式過去問‐乙4実技:煙感知器

 んなもんで、危険な作業は、試験勉強にありません。当然、感電の恐れもありません。

 未成年者や女性の方でも、安心して、受験してください。消防設備士は、何気に総務系資格(防災要員)で、持っていて損はありません。

 なお、科目別の勉強方法は、独学後編の「科目別勉強方法」を、一読願います。

 では、以下に、消防設備士甲4(乙4)の重要試験情報について、述べていきます。

その前に

 

 以下に述べる「テキスト」と「問題集」は、わたしが当時使って、今でも有効な、次の教材が該当します。

 テキストは「わかりやすい! 第4類」、問題集は「本試験によく出る! 第4類」です。

 甲種受験の方は、製図対策に「製図試験の完全対策」を利用します。

 これらの教材なら、独学でも不利にはなりません。甲種・乙種とも、同じ教材を使用します。

 ガチ文系のわたしですが、これら定番のテキストと問題集で、一発合格できました。

インデックス

  1. 【絶対】試験免除について
  2. 【重要】合否基準-4割足切
  3. 公式過去問について
  4. 使用教材
  5. 傾向
  6. 対策
  7. こまごまリンク

【絶対】試験免除について、必ず知っておくこと

 消防設備士の甲種4類・乙種4類ですが、第2種電気工事士の免状があると、試験の一部免除が享受できます。

 試験問題が40%近く免除されるので、「楽できそう」と思われますが、事情は全く異なります。

 経験者は語りますが、試験免除を“勘違い”していると、ドえらいことになります。

 2電工による一部免除については、超重要なため、かなり長くなってしまいました。

 よって、「ブログ:電工免除の実態」に、まとめて掲載しています。

 電工免除を受ける人は、当該ブログ記事を、早いうちに目を通してください。ビックリするはずです。

【重要】合格基準-4割足切

 消防設備士の受験に当たって、“必ず”知っておくべきことは、「足切り点」の存在です。

 消防設備士試験には、「試験科目ごとに、足切り点」が設定されており、足切り点は「4割正解」となっています。

 たとえば、出題が「10問」の科目の場合、最低でも「4問」を正解していないといけないのです。

 逆を言えば、「3問」しか取れていないと、その時点で、不合格が決定する、といった次第です。

 消防設備士では、全体で合格基準点の6割が取れていても、1つの科目で「足切り」にかかると、不合格となります。

 他の試験には見られない試験制度なので、必ず、「足切り」の存在を、頭に叩き込んでおいてください。

 不注意な受験生は、「足切り」で落ちています。

科目ごとだから厄介

 重要なので、繰り返しますが、当該足切りは「試験科目ごと」に、行われます。(実技を除く。)

 ですから、「法令」「基礎的知識」「構造・機能、整備・工事」のそれぞれで、最低でも「4割」を正解しなければなりません。

 消防設備士では、(オレは法令苦手だから捨てる)とか(いまさら理科の勉強なんて嫌。電気捨てる。)なんてことができません。

 そのため、消防設備士試験では、『やさしい所で点数を稼ぎ、むずかしい所は捨てる』ができません。くれぐれも、注意してください。

 よって、試験勉強では、全科目を満遍なく勉強することになります。

一部免除でも厄介

 当該足切りは、試験の一部免除を受けた場合、“免除後の問題数で計算される”ので注意です。

 たとえば、「法令共通」の免除を受けた場合、残る「法令類別」を7問(乙種は4問)を、解答することになり、この数字で、足切りの「4割」が計算されます。

 甲種は「7*0.4」の「2.8問」で、最低でも「3問」を取らないと、その時点で、落ちます。

 乙種は「4*0.4」の「1.6問」で、「2問」を正解してないと、足切りに引っかかって、不合格となります。

 参考:甲種4類の免除早見表

 参考:乙種4類の免除早見表

 試験の免除を受けると、免除された分だけ、1問の比重が重くなります。足切りに引っかかりやすくなるので、注意してください。

補足‐合格基準点

 さて、消防設備士の合格基準点ですが、筆記・実技ともに、合格基準点は、「6割以上の正解」です。

 繰り返しますが、科目ごとに、4割正解(足切り点)を満たしているのが前提ですので、お間違いなく。

 よって、合格には、筆記全体で「6割以上」の正解と、実技で「6割以上」の正解と、科目別に「4割以上」の正解が必要です。

 消防設備士は、「3つ」も、合否判断があるので、注意しましょう。ホント、独自の試験制度です。

 ところで、消防設備士は、競争試験ではありません。よって、高得点を取る必要はありません。

 ぜんぶを頑張るのは、無駄です。足切りに引っかかりそうな科目に、尽力しましょう。

公式過去問(例題)について

 公式では、「過去に出題された問題」が公開されています。

 たとえば…、

 

 …といった問題が挙げられています。

 当該公式過去問(例題)は、問題演習の数を増やすのに、とてもいいのですが、解説がありません。

 そこで、公式の過去問(例題)に解説を付したものを「消防設備士 甲4・乙4、乙6、乙7の公式過去問+解説」に挙げています。問題演習の一環として、通勤・通学時にご活用ください。

消防設備士のテキスト・問題集

 教材のよい点・わるい点等の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのがメンドクサイ人は、定番の下記教材を使えば間違いありません。

 一口で言うと、テキストは定番の「わかりやすい! 第4類消防設備士試験」を…、

 問題集は、姉妹本の「本試験によく出る! 第4類消防設備士試験」でそろえます。

 甲種受験の方は、「4類消防設備士 製図試験の完全対策」を追加します。

 テキストと問題集は、消防設備士試験の定番シリーズで、試験会場では多くの人が使っていました。当方、甲4のみならず、乙6・乙7でもお世話になりました。

傾向

 消防設備士の甲4と乙4の傾向ですが、「言うほど、変わらない」です。

 試験対象は、「消防法と、それらに関する規則・規定・規制」なのですが、大きな火災・事故がない限り、それらは改正されません。んなもんで、法が変わらなければ、試験も変わらないといった寸法です。

 問題レベルは、基礎・基本的なものに留まっています。

 例年、テキストに載ってあることが試験に出題されています。

 参考:公式過去問‐甲4‐4問:届出・検査

 参考:公式過去問‐甲4‐5問:免状

 んなもんで、実際の消火設備に触れてないと解けないとか、実務経験がないとわからないといったことはありません。

 基本的に、「テキスト」と「問題集」との勉強で、OKです。

難問もあるが無視

 さて、基本問題が多いとはいえ、やはり、本試験では、難問・奇問、重箱の隅を突く問題も出題されてます。

 先の公式過去問で言えば、「公式過去問‐甲4‐26問:P型1級の非火災報」などが、該当します。

 しかし、それらができなくても、他の問題で合格点を確保できるので、気にする必要はありません。

 本試験にて、難問に遭遇したら、さっさと「捨て問」にして、他の問題に、特に、時間を食う実技試験や製図試験に、時間を充てましょう。

対策

 結論から言うと、消防設備士試験は、頭の良し悪しよりかは、“問題を解く回数”で合否が分かれます。

 最初は、感知器というトンチキな機械と、馴染みのない専門用語の数々に、戸惑い、嘆き、塩水を飲むような苦痛を憶えることでしょう。

 しかし、試験問題はシンプルな「知識問題」が多く、まったくのド素人でも、1~3ヶ月の間、テキストと問題集を繰り返せば、間違いなく、合格点の6割は確保できるようになります。

 基本的に、消防設備士は、「暗記と記憶」がモノを言います。

 コツコツと、目の前のテキスト読んでは、問題集の問題を解いていってください。

 こういう、ふつうの勉強で、穏当に、合格点は確保できるはずです。たとえ、ド素人の文系であってもです。

 では、独学後編の「勉強方法(科目別)」に、続きます。

消防設備士のこまごましたもの

 そもそも、「消防設備士」のどれを受けたらいいかわからない人は、「消防設備士受験ガイド」を参考ください。

 消防設備士に関するこまごましたことは、たとえば、「電気工事士免除の実態」とかの記事を、ブログにも投稿しています。

 興味のある方は、「消防設備士:ブログ記事」をばご参考ください。

 試験の難易度は、ちょっと長くなるので、「消防設備士の難易度」を参考ください。

 消防設備士の勉強時間は、2~3ヶ月強を見ておきますが、詳細は、「消防設備士の勉強時間」まで。

 消防設備士の求人数などの資格情報は、超長くなるので「資格ガイド」をごらんください。

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