深刻に考えるのは、まじめに一生懸命にやっている反対証明なので、いいことはいいのです。
ただし、深刻がすぎると逆に足を引っ張りかねないので、注意が必要です。
深刻すぎると気持ちが萎縮してしまって、勉強の能率が落ちるからです。
ちょっとした間違いで衝撃を受けてしまいます。ちょっと忘れただけで、これまでやってきたこと全てが不安になってきます。
余計なこと・取るに足らないことまで心配になってきて、要らざる心的エネルギーを労してしまいます。
「深刻すぎ」は、不合格の最たる原因です。
深刻の度が過ぎた状態で本試験に雪崩れ込んでしまうと、手は震え、掌は汗で異常に濡れ、頭はすぐに真っ白になり、ド忘れが頻発し、本来の実力がまったく発揮できなくなってしまいます。
受かる実力がある・受かっておかしくない勉強量があるのに、落ちてしまうのです。
深刻すぎる状態に陥っているなら、自分からどんどんと気持ちを変える努力が必要です。
「深刻に考えたら受かるわけじゃないし、深刻に考えて頭を抱えていたら試験官が「ごくろうさん」といって、点をくれるわけでない」のです。
また、ちょっとできなかったり忘れたりしていても、全部ができなくなるわけがありません。
そんなに人間、カンタンに忘れる生き物ではありません。
イメージ的には、ちょっとカビの生えたパンです。
カビたパンは、全部がカビてるわけじゃなく、ほんの一部だけカビているパンです。
その欠片のカビを取り除けば、パンは丸々食べれるのと同じ理屈です。
ちょっとばかし、忘れていたりできなくなっていたりしても、もう一度読むなり解くなり整理するなり憶え直すなりすれば、十分に元の実力に戻ります。
試験勉強の厄介なところは、まじめに根を詰めて勉強すると、「深刻すぎ」が顔を現し始めて、逆に、落ちやすくなってしまう点です。
アクセルの入れ過ぎが事故になりかねないのと同じで、勉強のアクセルも、ときには緩める必要があると体感する次第です。
2014年8月26日 10:33 AM
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