個人情報をまじめに記入する機会はごく一部であるから、まともに記入する必要はない。「向こう」に協力する必要もない。個人情報の流出から身を守る方法を紹介する。
個人情報の流出から身を守り方です。
役所や公的機関に出すような公文書・私文書には使えませんが、商用の際は、こういう個人情報対策をとっても、わたしたちの側に実害はありません。
個人情報の流出から我が身と家族(配偶者を除く)を守るには、素直に個人情報を記入しないことです。
名前は、カタカナにします。たとえば、「鼓太郎」くんならば「コタロウ」、「明子」ちゃんなら「アキ子」や「アキコ」にします。
名前を変えるのもいいです。先の鼓太郎くんなら「タロウ」に、明子ちゃんなら「アキ」でもいいです。
このように名前を変えておけば、いったん流失しても、データ的には別物なので、害は少なくなります。
わたしは、通販等は、このようにカタカナ表記で名前を記入します。
住所も、素直に記入する必要はありません。
安城市1-2-3という住所だったとします。
ならば、「安城市一ノ二ノ三」と言う風にします。この表記でも郵便物は届きます。
わたしの場合通販等では、上記のように「漢数字」で番地を表記します。
マンション等の集合住宅でも、素直に書く必要はありません。
安城市1-2-3のマンショントクガワ3号棟305号室に住んでいるとします。
ならば「安城市1-2-3の3-305」で構いません。流通業者には通じます。漢数字で「安城市一之二乃三ノ三之三百五」とするのもいいでしょう。
まあ、気休めレベルですが、直に書くよりかは、気が楽になるはずです。
また、どこから流出したかも、わかりやすくなります。
これをお読みの方は皆さんとても若い方ばかりなので、年齢を聞いても支障はありませんが、一般的に女性に年齢を聞くのは失礼に当たります。
なら、男性だって、失礼な“扱い”にしてもいいはずです。
生年月日は、個人のIDとして最も重要な部分です。
個人情報のデータは、基本、氏名と生年月日が紐付けられて、構成されています。
個人を、データ上特定するのは、生年月日なのです。
同姓同名の人をデータ上区別するのは、生年月日です。生年月日があるから「個人」になるのです。
生年月日は非常に重要なデータなので、怪しそうなところには、本当の生年月日を書かず、代わりの生年月日を記入するとよいでしょう。
ちなみにわたしは、「1941年12月8日」と記入しています。
別の生年月日を書くだけで、流失したときの実害を抑えられます。他社・別社の情報とリンクできないからです。
最もオススメな対策です。
職業欄は、「無職」にします。
なぜなら、個人情報が、「最も価値のない情報」になるからです。
基本的に、個人情報はセールスに利用されるわけですが、「お金のなさそうな無職の人」にわざわざコストをかけて、ダイレクトメールを送ったり、電話勧誘をしたりはしないものです。
あなたは、自分の部下が、お金のない人ばかりに営業をかけていたら、バカじゃないの?と怒鳴りませんか?
向こうも商売です。それを、逆手に取るわけです。
わたしは常に、「無職」か「休職中」か「求職中」で、職業欄を埋めます。
先日、NISAの口座を作ったときも、「無職」で通しました。証券会社から勧誘の電話等はまったく来ていません。
「家事手伝い」や「主婦」でもダメです。時間があると見られるからです。なぜか“軽く”見る業者が多く、内職詐欺や資格詐欺のターゲットにされかねません。
そして、絶対に「公務員」とか「一部上場企業の会社員」などと書いてはいけません。垂涎の的で、最も高価に取引される個人情報です。
「高校生」や「大学生」も、よくないです。お金を使う時期・これからお金を使う世代なので、ターゲットとして、いいカテゴリに当たります。
最強は「無職」です。
なお、どーでもいいことで、個人情報を書く羽目になったときのために、架空の情報を決めておくといいでしょう。
わたしの場合は、『徳川家康:無職:愛知県安城市1の2の3:1941年12月8日』が定番です。
「ちゃんと書く」という、人の常識や良識をもとに商売すんじゃねえよ、というのが個人的見解です。
2014年7月16日 11:20 AM
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