タイトルの「難しく考えるな!」の後には、「そっちのほうがうまくいくんだ」と続きます。
なかなかに、含蓄のある言でございます。
お勉強といいますのは、新しいことを知ることでございます。そして、新しく何かを憶えていく作業でございます。
試験勉強の最初の方では、考えるどころの話ではありません。
というのも、知識や記憶が不足しているために、上手に考えられないからでございます。
それに、試験に関する事項についての用語や語句にも慣れておりませんので、上手に思考を組み立てることができません。
ですから、いうなれば、ごく率直に、単純に、シンプルに目の前のことを捉えざるを得ないわけで、それが結果的に、上手に考えていることになっているわけなのでございます。
しかし、お勉強が進んで、実力が付き、相応の知識が蓄えられてまいりますと、暗雲が立ち込めてくるのでございます。
そう、知識や記憶、語句や用語が充実してきたために、より深く、より複雑に、より多面的に考えられるようになってしまうのでございます。
ですから、どうにも試験に出ないから無視してよいことや、ほっときゃいいことに拘泥しだすのでございます。
難しいから後でやればいいのに、「考えられる」がゆえに、考え始めてしまうのでございます。
このあたりの塩梅を、憶えていてほしく存じます。
知っているが故に、考えられるがゆえに、下手を打ってしまうことは多々ございます。
難しく考えることは、上手に考えることではありません。
単に、時間と労力を失い、神経をすり減らすくらいで終わるだけの、下手な考えにいたることもございます。
難しく考え始めたら、本当にその考える対象は、考えるだけの価値があるのか、お調べくださればと存じます。
2011年2月24日 10:56 PM
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