消防設備士 乙種6類の勉強時間

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 結論から言うと、消防設備士:乙6の勉強時間は、「ゼロから」と「乙4勉強」と「消防設備士の免状保有者」の3つのケースで変ってきますが、「2ヶ月」を見ておけば大丈夫です。

 消防設備士の乙6は、暗記型の試験なので、勉強時間を長く取り過ぎると忘却して非効率になり、短すぎると暗記・記憶が追いつかずに苦戦することになります。

 おおむね、「2ヶ月」で済ますのが、効率的でロスも少ないです。

 試験の申し込みは、おおむね本試験の「2ヶ月前」から受付を始めるので、「申し込み開始→即申し込み→勉強開始」が、わかりやすくていいです。わたしもこの口です。

 

 電子申請が可能なので、受験の申し込みは、モニタの前でスグ完了します。

 ちなみに、試験勉強のほとんどは、電車やバス等の通勤時間で消化可能なので、通勤時間もカウントすれば、「2ヶ月」はけっこう短縮できます。

 加えて、乙6は、危険物取扱者の乙4の経験者や、消防設備士の免状があると、難易度が下がって、応じて、勉強時間も短くなります。

 以下、ケース別に、乙6の勉強時間を見ていきます。

全くのゼロからの人

 消防設備士制度や消火器について、全く前提知識がなくて、「ゼロ状態から始める人」は、概ね「2ヶ月」を勉強時間に見ておきます。

 不安がある人でも、「2ヶ月」で大丈夫です。

 最初は不安でしょうが、試験勉強そのものは「暗記と記憶」がほとんどで、やりさえすればスグ実力が付きます。

 わたしも、あまり消火器を知りませんでしたが、2週間もすると、だいたいわかるようになりました。

 本試験は基礎・基本の出題が多いので、全く未経験だからといって、怯む要素は全くありません。躊躇する時間を勉強に充ててください。

 加えて言うと、先述したように、通勤や通学の時間で、大半の論点は消化できるので、さらに短くなります。

 また、ぶっちゃけ言うと、消防設備士試験は、越境受験(他の都道府県の試験を受けにいく)を踏まえると、2~3ヶ月に1回は受験できるので、勉強時間が足りなさそうなら、他の試験を受けに行くこともできます。

 言うほど、勉強時間をシビアに考える必要はありません。

 ゼロから受験する方は、当初は「2ヶ月」を見ておいて、行けそうなら直近の本試験を受け、相性が悪かったりするなら、先々の試験に挑戦すればいいでしょう。

 適性があるのでなんともいえませんが、「1日1時間」勉強して、「土日で2~3時間」の勉強時間を見ておきましょう。

危険物取扱者:乙4の経験者

 危険物取扱者の乙種4類(通称:乙4)を経験済みの方は、勉強時間を「1.5ヶ月~2ヶ月」を見ておくといいでしょう。

 というのも、乙4で消火器の適応火災や消化作用という、主要な論点が『勉強済み』になっているからです。

 消火器の名称も多少は頭に入っているでしょうから、勉強はそこそこにスムーズです。

 わたしもそうでしたが、乙4の勉強からブランクがあっても、消火器という身近なものを勉強するためか、再記憶は容易でした。

 こんな次第で、乙4の経験者なら、少しは勉強時間が短縮されるという手合いで、「1.5ヶ月~2ヶ月」あれば、十分に合格レベルに達することができます。

消防設備士の免状保有者

 他の消防設備士の免状保有者は、法令共通の「6問」が免除されるので、その分だけ、勉強時間も短くなります。

 消防設備士の免状保有者は、勉強時間を「1.5ヶ月~2ヶ月」を見ておくといいでしょう。

 参考:乙種6類の免除早見表

 なお、免除は、「免状の保有者」しか、受けられません。

 単なる合格者ではダメなので注意してください。ちなみに、甲種でも乙種でも、法令共通の免除を受けられます。

 なお、乙6の進め方や要領は、他の類や種の消防設備士と大きく変わりません。

 最初はメンドウで遅々たる歩みですが、エンジンがかかって往時の要領が復活すれば、“さくさく”と消化できるので、先に挙げた「1.5ヶ月~2ヶ月」以下の、「1ヶ月」程度で合格ラインに入ることができるでしょう。

 まあ、不安な方は、「2ヶ月」見ておけば、必要十分です。

危険物取扱者の乙4経験者と消防設備士の免状保有者

 危険物取扱者の乙4を経験済みで、かつ、消防設備士の免状のある人は、“学習済み論点がある”のに加えて、試験の一部免除が受けられるので、格段に勉強時間は短くなります。

 「1ヶ月」あれば、合格圏の実力は養えます。

 わたしがこの口だったのですが、試験勉強は試験の1ヶ月前から始めましたが、2週間を過ぎたあたりで「まあ、ギリギリ合格できるだろう」くらいに達することができました。

 残る2週間は、ほぼ復習でしたので、「1ヶ月」あれば、“「機械」と「実技」が不安ですが”、十分かと思われます。

 2資格あるというのは、あまりないケースですが、参考にしてみてください。

 ちなみに、わたしは、筆記100%、実技90%で受かっていました。

 参考:消防設備士の乙6合格体験記

勉強時間まとめ

 あっさりと結論を言うと、「2ヶ月」です。

 配偶者並に相性が悪いと長引いてしまいますが、「2ヶ月」あれば、ゼロからでも合格できるでしょう。

 先述したように、乙6は「暗記と記憶」ばかりなので、長引くとそれだけ記憶が薄れてしまうので、ロスが大きいです。

 キッチリ時間を捻出して、「2ヶ月」で合格するのがベストです。

消防設備士のこまごましたもの

 消防設備士試験に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 消防設備士一般の雑文は、たとえば、「危険物取扱者・消防設備士の合格証(試験結果通知書)に有効期限はない=合格はずっと有効」とかは、「消防設備士:ブログ記事」を…、

 乙6の勉強に関すること、たとえば、「消火器と書くときは、「けす・ひ・うつわ」」とか「感電して泡吹いた」とかは、「消防設備士-乙6」をばご参考ください。

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