33問‐令和4年10月 二ボ公式過去問解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 令和4年10月 二級ボイラー技士の公式過去問の、本問は、「定期自主検査」を問う問題です。当該論点も、「法令」で出題頻度の高いものとなっています。基本的に憶えるだけなので、空き時間等を活用し、取れるようになってください。

33問‐定期自主検査

 

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 本問のレベルは「ふつう」です。

 本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。

 問題一覧は、こちらです。

 全問の答えは、こちらです。

選択肢1

 選択肢1の「定期自主検査は、1か月をこえる期間使用しない場合を除き、1か月以内 ごとに1回、定期に、行わなければならない。」ですが、正しい記述です。

 基本問題です。

 定期自主検査は、「1ヶ月に1回、定期」です。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢2

 選択肢2の「定期自主検査は、大きく分けて、「ボイラー本体」、「通風装置」、「自 動制御装置」及び「附属装置及び附属品」の4項目について行わなければな らない。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「通風装置」のところです。

 正しくは、「燃焼装置」です。

 “こういう”出題もあるので、テキストで確認しておきましょう。

 憶え方ですが、「船本体の点検、自動化」くらいに憶えます。詳細は…、

 ふねの「ふ」・・・付属装置及び付属品の頭文字「ふ」

 ふねの「ね」・・・燃焼装置の頭文字「ね」

 本体・・・ボイラー本体に該当。

 点検・・・定期自主検査に該当。

 自動化・・・自動制御装置に該当。

 …といった寸法です。

 点検項目は、意外に出題されています。テキストは、精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢3

 選択肢3の「「自動制御装置」の電気配線については、端子の異常の有無について点検 しなければならない。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 「電気配線」の点検対象は、「端子の異常の有無」です。

 定期自主検査の各装置の「点検事項」は、定番論点です。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢4

 選択肢4の「)「附属装置及び附属品」の給水装置については、損傷の有無及び作動の状態について点検しなければならない。」ですが、正しい記述です。

 「給水装置」の点検対象は、「損傷の有無及び作動の状態」です。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢5

 選択肢5の「定期自主検査を行ったときは、その結果を記録し、これを3年間保存しな ければならない」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 数字は、常に狙われています。「3年間」のところは、ガチ暗記です。

 「て・い・き」の3文字で「3年」くらいに憶えてしまいましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 設問は、「定められていないものはどれか?」です。

 「1」は「正」です。

 「2」は「誤」です。

 「3」は「正」です。

 「4」は「正」です。

 「5」は「正」です。

 正解:2

 次の問題へ。

過去問その他の問題

 本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。

 通勤・通学中にどうぞ。

R3年10月過去問

 インデックス

 問題一覧

 答え一覧

構造10問

 1問:熱及び蒸気・・・「ふつう」

 2問:水管ボイラーと丸ボイラー・・・「ふつう」

 3問:超臨界圧力ボイラー・・・「ふつう」

 4問:温水ボイラーの逃がし管及び逃がし弁・・・「ふつう」

 5問:自動制御用機器・・・「ふつう」

 6問:送気系統装置・・・「ふつう」

 7問:ステー・・・「ふつう」

 8問:ブルドン管圧力計・・・「ふつう」

 9問:ボイラーの容量及び効率・・・「ふつう」

 10問:水位検出器・・・「ふつう」

取扱10問

 11問:手動操作による点火・・・「ふつう」。

 12問:水位検出器の点検及び整備・・・「ふつう」

 13問:ばね安全弁の蒸気漏れの原因・・・「ふつう」

 14問:弁又はコックとその開閉・・・「ふつう」

 15問:溶存気体の除去・・・「ふつう」。

 16問:ボイラー水の間欠吹出し・・・「ふつう」

 17問:ボイラー水中の不純物・・・「ふつう」。

 18問:ボイラーの水管理・・・「ふつう」

 19問:油だきボイラーの燃焼の維持及び調節・・・「ふつう」

 20問:ボイラーの運転終了・・・「ふつう」

燃料・燃焼10問

 21問:石炭燃焼と重油燃焼・・・「ふつう」

 22問:重油の加熱・・・「ふつう」。

 23問:石炭・・・「ふつう」

 24問:気体燃料の燃焼・・・「ふつう」

 25問:ガンタイプオイルバーナ・・・「やや難」

 26問:重油に含まれる水分及びスラッジ・・・「ふつう」

 27問:一次空気・二次空気・・・「ふつう」

 28問:ボイラー用ガスバーナ・・・「ふつう」

 29問:大気汚染物質・・・「ふつう」

 30問:燃焼室が具備すべき要件・・・「ふつう」

法令10問

 31問:圧力計・・・「ふつう」

 32問:蒸気ボイラーの水位・・・「ふつう」

 33問:定期自主検査・・・「ふつう」

 34問:ボイラーの伝熱面積・・・「ふつう」

 35問:ボイラー技士・・・「ふつう」

 36問:ボイラー取扱作業主任者・・・「ふつう」

 37問:事業者変更・・・「ふつう」

 38問:ボイラーの数字規制・・・「ふつう」

 39問:検査及び検査証・・・「ふつう」

 40問:返り管・・・「ふつう」

独学向け教材

 独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。

 ま、読むのがメンドウな人は…、

 過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、

 そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。

 わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。

PDF過去問の閲覧

 

 PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。

 手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。

 他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。

 サブ機として、試験後も活躍するはずです。

 amazon参考‐Fire HD

ボイラの後は、乙4で

 乙4とは、「危険物取扱者 乙種4類」のことです。

 お馴染みの油炊きボイラーでは、「重油」を使います。

 「重油」の補充等の際、乙4があると“立ち合い”ができることから、「2ボ」と「乙4」とは、実に、相性のよい資格となっています。

 昨今では、油炊きボイラーが減っているとはいえ、まだまだ数があります。2ボと乙4があれば、とりあえず仕事があって、食いっぱぐれはないので、2ボ合格後は、「乙4」取得を目指してください。

 試験勉強等については、「乙種4類の独学」と、「乙4のテキスト・問題集を参考にしてください。

二級ボイラー技士のこまごましたもの

 二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。

 二ボ合格後の取得資格に、ピックアップしておくとよいでしょう。勉強方法等は、「乙4 独学前編:重要試験情報」や「乙4 独学後編:勉強方法」を一読ください。

 二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。

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