令和4年10月 二級ボイラー技士の公式過去問の、第18問目の解説。第18問は、「ボイラーの水管理」の問題です。正解となる選択肢は、やや難しいですが、そのほかの選択肢は、基本的なものばかりなので、何とか正解はできると思います。テキストを精読しておきましょう。難易度は、「ふつう」です。
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本問のレベルは「ふつう」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢1の「水溶液が酸性かアルカリ性かは、水中の水素イオンと水酸化物イオンの量 により定まる。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。中学の化学を思い出してください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「常温(25°C)でpHが7未満は酸性、7は中性である。」ですが、正しい記述です。
これも、そのとおりの記述ですね。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「酸消費量は、水中に含まれる水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩などのアルカリ分の量を示すものである」ですが、正しい記述です。
これも、そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
なお、「ひっかけ」で、「酸消費量とは、“酸性”分の量を示す」などと変えられるので、注意してください。
酸消費量は、アルカリの方です。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「酸消費量(pH4.8)を滴定する場合は、フェノールフタレイン溶液を指示薬 として用いる。」ですが、誤った記述です。
難しい選択肢です。解けないと思います。
間違っているのは、「フェノールフタレイン溶液を指示薬」のところです。
正しくは、「メチルレッドまたはメチルオレンジを指示薬」です。
フェノールフタレイン溶液を指示薬とするのは、「酸消費量(PH8.3)」の方です。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、両方とも、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢5の「全硬度は、水中のカルシウムイオン及びマグネシウムイオンの量を、これ に対応する炭酸カルシウムの量に換算し、試料1リットル中のmg数で表す」ですが、正しい記述です。
「全硬度」の正しい記述です。テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、個々のキーワードが、よくよく変えられています。
たとえば、「“ナトリウム”イオン」です。
「カルシウムイオン及びマグネシウムイオン」のところが、「“ナトリウム”イオン及びマグネシウムイオン」とか、「カルシウムイオン及び“ナトリウム”イオン」などに変えられています。
んで、「炭酸カルシウムの量」のところも、「ひっかけ」多発地帯です。
「炭酸“マグネシウム”の量」とか、「炭酸“ナトリウム”の量」などと変えられています。
キーワードは、正確に押えましょう。
「1」は「正」です。
「2」は「正」です。
「3」は「正」です。
「4」は「誤」です。
「5」は「正」です。
設問は、「誤っているものはどれか?」です。
正解:4
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:熱及び蒸気・・・「ふつう」
2問:水管ボイラーと丸ボイラー・・・「ふつう」
3問:超臨界圧力ボイラー・・・「ふつう」
4問:温水ボイラーの逃がし管及び逃がし弁・・・「ふつう」
5問:自動制御用機器・・・「ふつう」
6問:送気系統装置・・・「ふつう」
7問:ステー・・・「ふつう」
8問:ブルドン管圧力計・・・「ふつう」
9問:ボイラーの容量及び効率・・・「ふつう」
10問:水位検出器・・・「ふつう」
11問:手動操作による点火・・・「ふつう」。
12問:水位検出器の点検及び整備・・・「ふつう」
13問:ばね安全弁の蒸気漏れの原因・・・「ふつう」
14問:弁又はコックとその開閉・・・「ふつう」
15問:溶存気体の除去・・・「ふつう」。
16問:ボイラー水の間欠吹出し・・・「ふつう」
17問:ボイラー水中の不純物・・・「ふつう」。
18問:ボイラーの水管理・・・「ふつう」
19問:油だきボイラーの燃焼の維持及び調節・・・「ふつう」
20問:ボイラーの運転終了・・・「ふつう」
21問:石炭燃焼と重油燃焼・・・「ふつう」
22問:重油の加熱・・・「ふつう」。
23問:石炭・・・「ふつう」
24問:気体燃料の燃焼・・・「ふつう」
25問:ガンタイプオイルバーナ・・・「やや難」
26問:重油に含まれる水分及びスラッジ・・・「ふつう」
27問:一次空気・二次空気・・・「ふつう」
28問:ボイラー用ガスバーナ・・・「ふつう」
29問:大気汚染物質・・・「ふつう」
30問:燃焼室が具備すべき要件・・・「ふつう」
31問:圧力計・・・「ふつう」
32問:蒸気ボイラーの水位・・・「ふつう」
33問:定期自主検査・・・「ふつう」
34問:ボイラーの伝熱面積・・・「ふつう」
35問:ボイラー技士・・・「ふつう」
36問:ボイラー取扱作業主任者・・・「ふつう」
37問:事業者変更・・・「ふつう」
38問:ボイラーの数字規制・・・「ふつう」
39問:検査及び検査証・・・「ふつう」
40問:返り管・・・「ふつう」
独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。
ま、読むのがメンドウな人は…、
過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。
わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
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二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。
ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。
二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。
乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。
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