8問‐令和4年10月 二ボ公式過去問解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第8問目の解説。第8問は、ブルドン管圧力計の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

8問

 

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 本問のレベルは「ふつう」です。

 本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。

 問題一覧は、こちらです。

 全問の答えは、こちらです。

選択肢A

 選択肢Aの「圧力計は、原則として、胴又は蒸気ドラムの一番高い位置に取り付ける。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 よく出る規定です。選択肢の太文字部分を押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢B

 選択肢Bの「耐熱用のブルドン管圧力計は、周囲の温度が高いところでも使用できる ので、ブルドン管に高温の蒸気や水が入っても差し支えない。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「ブルドン管に高温の蒸気や水が入っても差し支えない」のところです。

 ブルドン管圧力計ですが、蒸気が入ると誤作動をします。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、当該ブルドン管圧力計ですが、サイホン管をボイラー本体と圧力計の間に取り付け、直接蒸気が入らないようにしています。

選択肢C

 選択肢Cの「圧力計は、ブルドン管とダイヤフラムを組み合わせたもので、ブルドン 管が圧力によって伸縮することを利用している」ですが、誤った記述です。

 まずもって、ブルドン管圧力計に、「ダイヤフラム」はありません。

 んで、ブルドン管圧力計ですが、ブルドン管は伸縮せず、円弧が広がるのを利用して圧力を計測します。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、憶える必要はありませんが、「ダイヤフラム」とは、ポンプの機械部分と、送る液体を隔てる弾性の「膜(まく)」のことです。

選択肢D

 選択肢Dの「圧力計のコックは、ハンドルが管軸と直角方向になったときに閉じるよ うに取り付ける」ですが、正しい記述です。

 よく出る規定です。そのとおりの記述です。

 よって、選択肢は、「正」となります。

 なお、選択肢とは「逆」のケースの「圧力計のコックは、ハンドルが管軸と“同一方向”になったときに“開く”ように取り付ける」も、憶えてしまいましょう。

答え

 設問は、「誤っているものの組み合わせはどれか?」です。

 「A」は「正」です。

 「B」は「誤」です。

 「C」は「誤」です。

 「D」は「正」です。

 正解:4

 次の問題へ。

過去問その他の問題

 本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。

 通勤・通学中にどうぞ。

R3年10月過去問

 インデックス

 問題一覧

 答え一覧

構造10問

 1問:熱及び蒸気・・・「ふつう」

 2問:水管ボイラーと丸ボイラー・・・「ふつう」

 3問:超臨界圧力ボイラー・・・「ふつう」

 4問:温水ボイラーの逃がし管及び逃がし弁・・・「ふつう」

 5問:自動制御用機器・・・「ふつう」

 6問:送気系統装置・・・「ふつう」

 7問:ステー・・・「ふつう」

 8問:ブルドン管圧力計・・・「ふつう」

 9問:ボイラーの容量及び効率・・・「ふつう」

 10問:水位検出器・・・「ふつう」

取扱10問

 11問:手動操作による点火・・・「ふつう」。

 12問:水位検出器の点検及び整備・・・「ふつう」

 13問:ばね安全弁の蒸気漏れの原因・・・「ふつう」

 14問:弁又はコックとその開閉・・・「ふつう」

 15問:溶存気体の除去・・・「ふつう」。

 16問:ボイラー水の間欠吹出し・・・「ふつう」

 17問:ボイラー水中の不純物・・・「ふつう」。

 18問:ボイラーの水管理・・・「ふつう」

 19問:油だきボイラーの燃焼の維持及び調節・・・「ふつう」

 20問:ボイラーの運転終了・・・「ふつう」

燃料・燃焼10問

 21問:石炭燃焼と重油燃焼・・・「ふつう」

 22問:重油の加熱・・・「ふつう」。

 23問:石炭・・・「ふつう」

 24問:気体燃料の燃焼・・・「ふつう」

 25問:ガンタイプオイルバーナ・・・「やや難」

 26問:重油に含まれる水分及びスラッジ・・・「ふつう」

 27問:一次空気・二次空気・・・「ふつう」

 28問:ボイラー用ガスバーナ・・・「ふつう」

 29問:大気汚染物質・・・「ふつう」

 30問:燃焼室が具備すべき要件・・・「ふつう」

法令10問

 31問:圧力計・・・「ふつう」

 32問:蒸気ボイラーの水位・・・「ふつう」

 33問:定期自主検査・・・「ふつう」

 34問:ボイラーの伝熱面積・・・「ふつう」

 35問:ボイラー技士・・・「ふつう」

 36問:ボイラー取扱作業主任者・・・「ふつう」

 37問:事業者変更・・・「ふつう」

 38問:ボイラーの数字規制・・・「ふつう」

 39問:検査及び検査証・・・「ふつう」

 40問:返り管・・・「ふつう」

独学向け教材

 独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。

 ま、読むのがメンドウな人は…、

 過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、

 そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。

 わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。

PDF過去問の閲覧

 

 PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。

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二級ボイラー技士のこまごましたもの

 二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。

 ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。

 二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。

 乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。

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