第9問は、「ボイラーの容量及び効率」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは、「ふつう」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢Aの「蒸気の発生に要する熱量は、蒸気圧力及び蒸気温度にかかわらず一定で ある。」ですが、誤った記述です。
「蒸気の発生に要する熱量」ですが、当然、蒸気圧力や蒸気温度から影響を受けます。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢Bの「換算蒸発量は、実際に給水から所要蒸気を発生させるために要した熱量 を、2257kJ/㎏で除したものである」ですが、正しい記述です。
「換算蒸発量」の正しい記述です。
定番の数字の「2,257[kJ/㎏]」も、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢Cの「ボイラー効率は、実際蒸発量を全供給熱量で除したものである。」ですが、誤った記述です。
「ボイラー効率」ですが、「全供給熱量に対する発生蒸気の吸収熱量の割合」です。
定義文もよく出るので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢Dの「ボイラー効率を算定するとき、燃料の発熱量は、一般に低発熱量を用い る」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。「低発熱量」の方を用います。
しばしば、「“高”発熱量を用いる」などと出ているので、注意してください。
よって、選択肢は、「正」となります。
設問は、「誤っているものの組み合わせはどれか?」です。
「A」は「誤」です。
「B」は「正」です。
「C」は「誤」です。
「D」は「正」です。
正解:2
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:熱及び蒸気・・・「ふつう」
2問:水管ボイラーと丸ボイラー・・・「ふつう」
3問:超臨界圧力ボイラー・・・「ふつう」
4問:温水ボイラーの逃がし管及び逃がし弁・・・「ふつう」
5問:自動制御用機器・・・「ふつう」
6問:送気系統装置・・・「ふつう」
7問:ステー・・・「ふつう」
8問:ブルドン管圧力計・・・「ふつう」
9問:ボイラーの容量及び効率・・・「ふつう」
10問:水位検出器・・・「ふつう」
11問:手動操作による点火・・・「ふつう」。
12問:水位検出器の点検及び整備・・・「ふつう」
13問:ばね安全弁の蒸気漏れの原因・・・「ふつう」
14問:弁又はコックとその開閉・・・「ふつう」
15問:溶存気体の除去・・・「ふつう」。
16問:ボイラー水の間欠吹出し・・・「ふつう」
17問:ボイラー水中の不純物・・・「ふつう」。
18問:ボイラーの水管理・・・「ふつう」
19問:油だきボイラーの燃焼の維持及び調節・・・「ふつう」
20問:ボイラーの運転終了・・・「ふつう」
21問:石炭燃焼と重油燃焼・・・「ふつう」
22問:重油の加熱・・・「ふつう」。
23問:石炭・・・「ふつう」
24問:気体燃料の燃焼・・・「ふつう」
25問:ガンタイプオイルバーナ・・・「やや難」
26問:重油に含まれる水分及びスラッジ・・・「ふつう」
27問:一次空気・二次空気・・・「ふつう」
28問:ボイラー用ガスバーナ・・・「ふつう」
29問:大気汚染物質・・・「ふつう」
30問:燃焼室が具備すべき要件・・・「ふつう」
31問:圧力計・・・「ふつう」
32問:蒸気ボイラーの水位・・・「ふつう」
33問:定期自主検査・・・「ふつう」
34問:ボイラーの伝熱面積・・・「ふつう」
35問:ボイラー技士・・・「ふつう」
36問:ボイラー取扱作業主任者・・・「ふつう」
37問:事業者変更・・・「ふつう」
38問:ボイラーの数字規制・・・「ふつう」
39問:検査及び検査証・・・「ふつう」
40問:返り管・・・「ふつう」
独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。
ま、読むのがメンドウな人は…、
過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。
わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
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二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。
ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。
二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。
乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。
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