4問‐令和2年10月 二ボ公式過去問解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第4問は、「鋳鉄製蒸気ボイラー」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

4問

 

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 本問のレベルは「ふつう」です。

 本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。

 問題一覧は、こちらです。

 全問の答えは、こちらです。

選択肢1

 選択肢1の「各セクションは、蒸気部連絡口及び水部連絡口の穴の部分にニップルをはめて結合し、セクション締付ボルトで締め付けて組み立てられている。」ですが、正しい記述です。

 その通りなので。解説のしようがありません。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢2

 選択肢2の「鋳鉄製のため、鋼製ボイラーに比べ、強度が強く、腐食にも強い。」ですが、誤った記述です。

 「鋳鉄製ボイラー」ですが、鋼製ボイラーに比べ、腐食には強いのですが、強度は低いです。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢3

 選択肢3の「加圧燃焼方式を採用して、ボイラー効率を高めたものがある。」ですが、正しい記述です。

 「鋳鉄製ボイラー」には、加圧燃焼方式を採用しているものもあります。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢4

 選択肢4の「セクションの数は20程度までで、伝熱面積は50m2程度までが一般的である。」ですが、正しい記述です。

 あまり出ない数字ですが、数字は、常に狙われています。

 「セクション・・・20」「伝熱面積・・・50m2」は、念のため、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢5

 選択肢5の「多数のスタッドを取り付けたセクションによって、伝熱面積を増加させることができる。」ですが、正しい記述です。

 選択肢のいうように、「鋳鉄製ボイラー」は、セクションの数を増減して、ボイラーの大きさを変えられる特徴があります。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「1」は「正」です。

 「2」は「誤」です。

 「3」は「正」です。

 「4」は「正」です。

 「5」は「正」です。

 本問は、「誤っているものはどれか?」なので…、

 正解:2

 次の問題へ。

過去問その他の問題

 本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。

 通勤・通学中にどうぞ。

R2年10月過去問

 インデックス

 問題一覧

 答え一覧

構造10問

 1問:伝熱・・・「ふつう」

 2問:水管ボイラー・・・「ふつう」

 3問:鏡板・・・「ふつう」

 4問:鋳鉄製蒸気ボイラー・・・「ふつう」

 5問:計測器・・・「ふつう」

 6問:燃焼装置及び燃焼安全装置・・・「やや難」

 7問:ボイラーの吹出し装置・・・「ふつう」

 8問:給水系統装置・・・「ふつう」

 9問:シーケンス制御回路・・・「難」

 10問:空気予熱器・・・「ふつう」

取扱10問

 11問:水面測定装置の取扱・・・「ふつう」。

 12問:脱酸素剤・・・「ふつう」

 13問:キャリオーバ・・・「ふつう」

 14問:手動操作による点火・・・「ふつう」

 15問:軟化装置・・・「ふつう」。

 16問:ばね安全弁に蒸気漏れ・・・「ふつう」

 17問:内面清掃・・・「ふつう」。

 18問:吹出し・・・「ふつう」

 19問:ディフューザポンプ・・・「やや難」

 20問:蒸気圧力上昇時の取扱い・・・「ふつう」

燃料・燃焼10問

 21問:油バーナ・・・「ふつう」

 22問:重油の性質・・・「ふつう」。

 23問:低温腐食の抑制方法・・・「ふつう」

 24問:石炭・・・「ふつう」

 25問:熱損失・・・「ふつう」

 26問:気体燃料・・・「ふつう」

 27問:燃料の燃焼・・・「ふつう」

 28問:ガスバーナ・・・「やや難」

 29問:人工通風・・・「ふつう」

 30問:NOxの抑制方法・・・「ふつう」

法令10問

 31問:構造物までの距離・・・「ふつう」

 32問:定期自主検査・・・「ふつう」

 33問:ボイラー検査証・・・「ふつう」

 34問:変更検査・・・「ふつう」

 35問:鋼製蒸気ボイラーの圧力計・・・「ふつう」

 36問:見やすい箇所に掲示・・・「ふつう」

 37問:再設置手続・・・「ふつう」

 38問:伝熱面積の算定方法・・・「ふつう」

 39問:貫流ボイラー・・・「ふつう」

 40問:返り管・・・「ふつう」

独学向け教材

 独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。

 ま、読むのがメンドウな人は…、

 過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、

 そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。

 わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。

PDF過去問の閲覧

 

 PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。

 手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。

 他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。

 サブ機として、試験後も活躍するはずです。

 amazon参考‐Fire HD

ボイラの後は、乙4で

 乙4とは、「危険物取扱者 乙種4類」のことです。

 お馴染みの油炊きボイラーでは、「重油」を使います。

 「重油」の補充等の際、乙4があると“立ち合い”ができることから、「2ボ」と「乙4」とは、実に、相性のよい資格となっています。

 昨今では、油炊きボイラーが減っているとはいえ、まだまだ数があります。2ボと乙4があれば、とりあえず仕事があって、食いっぱぐれはないので、2ボ合格後は、「乙4」取得を目指してください。

 試験勉強等については、「乙種4類の独学」と、「乙4のテキスト・問題集を参考にしてください。

二ボのこまごましたもの

 二ボに関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者や消防設備士を他府県受験するときの願書と封筒」などを、ブログにも投稿しています。

 興味のある方は、「危険物取扱者 乙種4類:ブログ記事」をばご参考ください。

 試験科目個々の勉強方法は、「二ボの独学」をお読みください。

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