令和2年10月 二級ボイラー技士の公式過去問の、第32問目の解説。本問は、「定期自主検査」を問うの問題です。これまた、「法令」で定番の論点で、同じような問題が繰り返し出題されています。必ず取れるようになりましょう。
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本問のレベルは「ふつう」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢1の「定期自主検査は、1か月をこえる期間使用しない場合を除き、1か月以内ごとに1回、定期に、行わなければならない。」ですが、正しい記述です。
選択肢のいうように、「定期自主検査は、1か月以内ごとに1回」と、規定されています。
よって、選択肢は、「法令に定められている」となります。
選択肢2の「定期自主検査は、大きく分けて、「ボイラー本体」、「燃焼装置」、「自動制御装置」及び「附属装置及び附属品」の4項目について行わなければならない。」ですが、正しい記述です。
先の4項目は、選択肢のいうように、定期自主検査の対象なっています。
「点検項目」と「点検事項」を、たとえば、「煙道・・・通風圧の異常の有無」なども、テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「法令に定められている」となります。
選択肢3の「「自動制御装置」の電気配線については、端子の異常の有無について点検しなければならない。」ですが、正しい記述です。
「点検項目」と「点検事項」の問題です。
選択肢のいうように、「自動制御装置」の「電気配線」は、「端子の異常の有無」について、点検します。
ガチ暗記は無用ですが、問われるところなので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「法令に定められている」となります。
選択肢4の「「附属装置及び附属品」の水処理装置については、機能の異常の有無について点検しなければならない。」ですが、正しい記述です。
先と同じく、「点検項目」と「点検事項」の問題です。
選択肢のいうように、「附属装置及び附属品」の「水処理装置」は、「機能の異常の有無」について、点検します。
ガチ暗記は無用ですが、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「法令に定められている」となります。
選択肢5の「定期自主検査を行ったときは、その結果を記録し、これを5年間保存しなければならない」ですが、誤った記述です。
カンタンな数字暗記の問題です。
定期自主検査の記録は、これを、「3年間」保存しなくてはいけません。
選択肢では、「5年間」となっているので、誤りです。
「記録」は、「き・ろ・く」で、「3文字なので3年」と憶えるといいでしょう。
よって、選択肢は、「法令に定められていない」となります。
本問は、「法令に定められていないものはどれか?」の問題です。
正解:5
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:伝熱・・・「ふつう」
2問:水管ボイラー・・・「ふつう」
3問:鏡板・・・「ふつう」
4問:鋳鉄製蒸気ボイラー・・・「ふつう」
5問:計測器・・・「ふつう」
6問:燃焼装置及び燃焼安全装置・・・「やや難」
7問:ボイラーの吹出し装置・・・「ふつう」
8問:給水系統装置・・・「ふつう」
9問:シーケンス制御回路・・・「難」
10問:空気予熱器・・・「ふつう」
11問:水面測定装置の取扱・・・「ふつう」。
12問:脱酸素剤・・・「ふつう」
13問:キャリオーバ・・・「ふつう」
14問:手動操作による点火・・・「ふつう」
15問:軟化装置・・・「ふつう」。
16問:ばね安全弁に蒸気漏れ・・・「ふつう」
17問:内面清掃・・・「ふつう」。
18問:吹出し・・・「ふつう」
19問:ディフューザポンプ・・・「やや難」
20問:蒸気圧力上昇時の取扱い・・・「ふつう」
21問:油バーナ・・・「ふつう」
22問:重油の性質・・・「ふつう」。
23問:低温腐食の抑制方法・・・「ふつう」
24問:石炭・・・「ふつう」
25問:熱損失・・・「ふつう」
26問:気体燃料・・・「ふつう」
27問:燃料の燃焼・・・「ふつう」
28問:ガスバーナ・・・「やや難」
29問:人工通風・・・「ふつう」
30問:NOxの抑制方法・・・「ふつう」
31問:構造物までの距離・・・「ふつう」
32問:定期自主検査・・・「ふつう」
33問:ボイラー検査証・・・「ふつう」
34問:変更検査・・・「ふつう」
35問:鋼製蒸気ボイラーの圧力計・・・「ふつう」
36問:見やすい箇所に掲示・・・「ふつう」
37問:再設置手続・・・「ふつう」
38問:伝熱面積の算定方法・・・「ふつう」
39問:貫流ボイラー・・・「ふつう」
40問:返り管・・・「ふつう」
独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。
ま、読むのがメンドウな人は…、
過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。
わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
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二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。
ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。
二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。
乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。
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