22問‐令和2年10月 二ボ公式過去問解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 令和2年10月 二級ボイラー技士の公式過去問の、第22問目の解説。本問は、「重油の性質」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

22問

 

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 本問のレベルは「ふつう」です。

 本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。

 問題一覧は、こちらです。

 全問の答えは、こちらです。

選択肢1

 選択肢1の「重油の密度は、温度が上昇すると減少する。」ですが、正しい記述です。

 「密度が高い=ドロドロしている」です。

 「密度が低い=サラサラしている」です。

 重油をあらかじめ温めておくのは、サラサラさせて、燃えやすくするためです。

 「密度が低い=サラサラしている」なので、正しい記述となります。

 よって、当該選択肢は、「○」となります。

選択肢2

 選択肢2の「密度の小さい重油は、密度の大きい重油より一般に引火点が高い。」ですが、誤った記述です。

 正しくは、「一般に引火点が低い」です。

 「引火点が低い」とは、言うなれば、「引火しやすい」という意味です。

 「密度の小さい重油」ですが、サラサラした重油と言い換えてみてください。

 「密度の大きい重油」は、ドロドロした重油と言い換えてみてください。

 サラサラした重油は、ドロドロした重油より、燃えやすいです。つまり、引火しやすいです。

 つまりは、引火点が低いです。

 こう考えれば、判断できるように思います。

 よって、当該選択肢は、「×」となります。

選択肢3

 選択肢3の「重油の比熱は、温度及び密度によって変わる。」ですが、 正しい記述です。

 そのとおりの記述です。解説のしようがありません。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、当該選択肢は、「○」となります。

選択肢4

 選択肢4の「重油の粘度は、温度が上昇すると低くなる」ですが、正しい記述です。

 温度が上昇すると、当然、サラサラします。

 サラサラしているのですから、当然、粘り気たる「粘度」は、「低い」です。

 よって、当該選択肢は、「○」となります。

選択肢5

 選択肢5の「密度の大きい重油は、密度の小さい重油より単位質量当たりの発熱量が小さい。」ですが、正しい記述です。

 「密度の小さい重油」ですが、さらさらした重油と言い換えてみてください。

 「密度の大きい重油」は、ドロドロした重油と言い換えてみてください。

 不ドロドロ重油は燃えにくいのですから、選択肢のいうように、「単位質量当たりの発熱量が小さく」なります。

 よって、当該選択肢は、「○」となります。

答え

 設問は、「誤っているものはどれか?」です。

 答え:2

 次の問題へ。

過去問その他の問題

 本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。

 通勤・通学中にどうぞ。

R2年10月過去問

 インデックス

 問題一覧

 答え一覧

構造10問

 1問:伝熱・・・「ふつう」

 2問:水管ボイラー・・・「ふつう」

 3問:鏡板・・・「ふつう」

 4問:鋳鉄製蒸気ボイラー・・・「ふつう」

 5問:計測器・・・「ふつう」

 6問:燃焼装置及び燃焼安全装置・・・「やや難」

 7問:ボイラーの吹出し装置・・・「ふつう」

 8問:給水系統装置・・・「ふつう」

 9問:シーケンス制御回路・・・「難」

 10問:空気予熱器・・・「ふつう」

取扱10問

 11問:水面測定装置の取扱・・・「ふつう」。

 12問:脱酸素剤・・・「ふつう」

 13問:キャリオーバ・・・「ふつう」

 14問:手動操作による点火・・・「ふつう」

 15問:軟化装置・・・「ふつう」。

 16問:ばね安全弁に蒸気漏れ・・・「ふつう」

 17問:内面清掃・・・「ふつう」。

 18問:吹出し・・・「ふつう」

 19問:ディフューザポンプ・・・「やや難」

 20問:蒸気圧力上昇時の取扱い・・・「ふつう」

燃料・燃焼10問

 21問:油バーナ・・・「ふつう」

 22問:重油の性質・・・「ふつう」。

 23問:低温腐食の抑制方法・・・「ふつう」

 24問:石炭・・・「ふつう」

 25問:熱損失・・・「ふつう」

 26問:気体燃料・・・「ふつう」

 27問:燃料の燃焼・・・「ふつう」

 28問:ガスバーナ・・・「やや難」

 29問:人工通風・・・「ふつう」

 30問:NOxの抑制方法・・・「ふつう」

法令10問

 31問:構造物までの距離・・・「ふつう」

 32問:定期自主検査・・・「ふつう」

 33問:ボイラー検査証・・・「ふつう」

 34問:変更検査・・・「ふつう」

 35問:鋼製蒸気ボイラーの圧力計・・・「ふつう」

 36問:見やすい箇所に掲示・・・「ふつう」

 37問:再設置手続・・・「ふつう」

 38問:伝熱面積の算定方法・・・「ふつう」

 39問:貫流ボイラー・・・「ふつう」

 40問:返り管・・・「ふつう」

独学向け教材

 独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。

 ま、読むのがメンドウな人は…、

 過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、

 そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。

 わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。

PDF過去問の閲覧

 

 PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。

 手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。

 他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。

 サブ機として、試験後も活躍するはずです。

 amazon参考‐Fire HD

二級ボイラー技士のこまごましたもの

 二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。

 ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。

 二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。

 乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。

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