令和2年10月 二級ボイラー技士の公式過去問の、第18問目の解説。第18問は、「吹出し」の問題です。テキスト記載事項です。こういう問題で点を稼げるようになりましょう。難易度は、「ふつう」です。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「ふつう」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢1の「炉筒煙管ボイラーの吹出しは、ボイラーを運転する前、運転を停止したとき又は負荷が低いときに行う。」ですが、正しい記述です。
そのまんまの記述です。解説のしようがありません。
当該選択肢は、「○」となります。
なお、「ひっかけ」には、注意です。
過去に、「負荷が“高い”ときに行う」などと出題されているので、問題文を、よく読みましょう。
選択肢2の「鋳鉄製蒸気ボイラーの吹出しは、運転中に行わなければならない。」ですが、誤った記述です。
鋳鉄製ボイラーは、その運転中に、吹き出しを行ってはいけません。
よって、当該選択肢は、「×」となります。
鋳鉄製蒸気ボイラーの吹出しは、燃焼をしばらく停止して、ボイラー水の一部を入れ替えるときに行います。
選択肢3の「水冷壁の吹出しは、いかなる場合でも運転中に行ってはならない。」ですが、正しい記述です。
水冷壁の吹出しですが、これは、ボイラー水の排水のために行われるものです。
よって、運転中に行うと、ボイラー水が不足がちになり、とても危険です。
よく出るので、キッチリ押えておきましょう。
よって、当該選択肢は、「○」となります。
選択肢4の「1人で2基以上のボイラーの吹出しを同時に行ってはならない。」ですが、正しい記述です。
規則により、選択肢のように決まっています。
そのまんま、憶えてしまいましょう。よく出ます。
よって、当該選択肢は、「○」となります。
選択肢5の「直列に設けられている2個の吹出し弁を閉じるときは、第二吹出し弁を先に閉じ、次に第一吹出し弁を閉じる」ですが、 正しい記述です。
実務講習でもやることになる作業なので、ガチで憶えておきましょう。
第一吹出し弁は、ボイラーに近いほうです。
第二吹出し弁は、ボイラーから遠いほうです。
拭き出しの開始は、1次弁から開けて、次に、2次弁を開けます。
拭き出しを終えるときは、2次弁から閉じて、次に、1次弁を閉じます。
『1→2:2→1』と、憶えるとよいでしょう。
よって、当該選択肢は、「×」となります。
なお、1次弁を「急開弁」と、2次弁を「漸開弁」と、呼ぶ事があります。
設問は、「誤っているものはどれか?」です。
答え:2
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:伝熱・・・「ふつう」
2問:水管ボイラー・・・「ふつう」
3問:鏡板・・・「ふつう」
4問:鋳鉄製蒸気ボイラー・・・「ふつう」
5問:計測器・・・「ふつう」
6問:燃焼装置及び燃焼安全装置・・・「やや難」
7問:ボイラーの吹出し装置・・・「ふつう」
8問:給水系統装置・・・「ふつう」
9問:シーケンス制御回路・・・「難」
10問:空気予熱器・・・「ふつう」
11問:水面測定装置の取扱・・・「ふつう」。
12問:脱酸素剤・・・「ふつう」
13問:キャリオーバ・・・「ふつう」
14問:手動操作による点火・・・「ふつう」
15問:軟化装置・・・「ふつう」。
16問:ばね安全弁に蒸気漏れ・・・「ふつう」
17問:内面清掃・・・「ふつう」。
18問:吹出し・・・「ふつう」
19問:ディフューザポンプ・・・「やや難」
20問:蒸気圧力上昇時の取扱い・・・「ふつう」
21問:油バーナ・・・「ふつう」
22問:重油の性質・・・「ふつう」。
23問:低温腐食の抑制方法・・・「ふつう」
24問:石炭・・・「ふつう」
25問:熱損失・・・「ふつう」
26問:気体燃料・・・「ふつう」
27問:燃料の燃焼・・・「ふつう」
28問:ガスバーナ・・・「やや難」
29問:人工通風・・・「ふつう」
30問:NOxの抑制方法・・・「ふつう」
31問:構造物までの距離・・・「ふつう」
32問:定期自主検査・・・「ふつう」
33問:ボイラー検査証・・・「ふつう」
34問:変更検査・・・「ふつう」
35問:鋼製蒸気ボイラーの圧力計・・・「ふつう」
36問:見やすい箇所に掲示・・・「ふつう」
37問:再設置手続・・・「ふつう」
38問:伝熱面積の算定方法・・・「ふつう」
39問:貫流ボイラー・・・「ふつう」
40問:返り管・・・「ふつう」
独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。
ま、読むのがメンドウな人は…、
過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。
わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
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サブ機として、試験後も活躍するはずです。
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二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。
ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。
二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。
乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。
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