売名でもよいので、有名人・芸能人の方々は、どしどし寄付くださればと存じます。
大事なことは、被災地に少しでも多くのお金が向かって、被災者の人たちに使われることでございます。
有名人・芸能人が、天災時に寄付をすると、売名行為だという人が出てきます。また、これがチャンスと売名する人も出て来ます。
売名は売名で、わたくしはよいと考えます。なぜなら、優れた経済行為だからでございます。
理は、大いにございます。費用対効果は実によいといわざるを得ません。
寄付することを発表するだけで、マスコミの取材が参ります。
自力でCMを打ったり、認知広告を出す額に比べれば、遥かに分のいい名を上げる機会となります。
被災地もいずれは復興いたします。そのとき、今払う「イメージ代」がどれだけ功を奏すか、試してみる価値は「大」でしょう。
企業・組織も同様でございます。
全国的に名を売りたい企業、イメージを買いたい企業も、どしどし寄付すべきでございます。
先もいいましたように、被災地は今、悲惨な状況ですが、インフラが元に戻るにつれ、いずれ復興期に突入いたします。
巨大な需要が待ち構えてございます。
そこで、新たに、テレビや車を買う際に、何を基準に人は買うでしょうか。やはり、感謝でありましょう。
お店の商品の前で、あそこは○○億円も寄付してくれたなあ、と記憶に残っていたら、多少の性能や値段の差はあれ、買うのが人の心理でございます。
感情が購買の決め手でございます。
大きな災害があったときは、広告が自粛されるので、それだけ宣伝広告費が浮く勘定になりますから、実質的に、浮いた広告費を寄付金に移すだけの話しでございます。税務上も同じ損金です。
もちろん、何かをしたいという気持ちがあってこそのものですが、やはり、企業人たるもの、計算は必要でございます。
寄付した額がどれほどイメージアップにつながるか。寄付は、優れた経営戦略であるかと存じます。
どしどしご寄付ください。少しでも、被災地の人たちにお金が届くようにしてください。
最も大事なのは、先もいいましたように、動機が何であれ、お金が被災地に向かい、食料や水、薬、ガソリン、灯油、毛布、オムツ、被災者への見舞金・手当金に使われることでございます。
誰が、どこが、どれだけ寄付したかは、意外に見られております。
底意地悪くはありますが、日頃、お金持ちイメージで売っている人たちが、どれだけ寄付するか、見物でございます。
何千万円のドレス、宝石、靴、そして、豪邸。CM単価の値段。CDやDVDのセールス数。
芸能人の方々は、様々な数字で飾られてございます。しかし、実際の寄付の額で、彼らの実質的な懐具合も、垣間見えてくるものでございます。
動いたキャッシュの額ほど、雄弁に語るものはありません。
セレブで売っている芸能人が内実は火の車であったり、○○通りのビルの半分はあいつものだといわれているタレントが、どれだけ出すかでございます。
涙と感動を売っていた人たちの真価を量るのは今でございます。美談、いい話で売っていた人たちの行動が見られています。
今回の大災害が、日本に住む人に与えた影響は巨大です。人の「目」も大きく変わります。
この変化を感じているものが、今後の芸能界の頂点に君臨できるように存じます。
2011年3月22日 6:06 PM
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