またも食べ物ネタかと、うんざりしているかもしれませんが、もう1つだけ、述べさせていただきたく存じます。
それほどに、食べるものに対して無頓着な人が多いためでございます。人類は、食べるために生きてきたことを忘れてはなりません。
そんな食生活をするからこそ、心身ともに、負の影響が出ているのでございます。
「人はパンのみに生きるにあらず」といいます。
誰でも知っている言葉でございます。
しかし、実践となると実に深いものがございます。毎日食べるもには、よくよく意をお払いくださればと存じます。
美食をせよ、というわけではありません。
そして、ただ、栄養だけに気をつけよというわけでもありません。
サプリメントを摂れば、サプリメントのような人になるでしょう。一度、サプリメントの原価をお調べください。
内実はそんなものでございます。売価の大半は宣伝広告費なのでございます。
いつも外食ばかりで、出来合いのものばかり食べていれば、出来合いの人間になることでしょう。
出来合いの人間は、出来合いのもののように、お手軽に扱われることでしょう。
食べているものが自分を創っていると、それは、身体のみならず精神や気持ちすら、創り上げているのでございます。
料理人はかつて、医者でもあったのでございます。化学者でもあり薬剤師でもあったのでございます。
「食べる」ことには、よくよく考える価値があるように存じます。
さてさて、不足がちになるのが、野菜類なのですが、是非とも、冷凍を最大限にお使いくださればと存じます。
野菜類のほとんどは、冷凍できるといって過言ではありません。
小松菜、ほうれん草、キャベツ、たまねぎ、しいたけ、ニンジン、ピーマン、ねぎ、にら、その他、ほとんど冷凍可能でございます。
イモ類と生野菜で食べるものは不適当なくらいで、ほとんど冷凍可能でございます。
冷凍を円滑にするのは、食品を入れるフリーザーパックがあれば、ことが足ります。
スーパーなどで安売りしていれば大目に買って、洗って、パックに入れて冷凍庫にしまうわけでございます。
冷凍した野菜は、レンジなどで解凍するとびじゃびしゃになってしまうので解凍は厳禁ですが、煮炊きしたり炒める分には、十分に用を果たします。
先日申しました、おかゆにぶち込んでも構いません。味噌とだしで味付けすれば、おじやに変ります。
味噌汁など、冷凍した野菜類が少々あれば、湯を沸かしてだしの素いれて、その中に凍った野菜を手で適当な大きさに「砕いて」入れれば、それで出来上がります。15分もあれば、相応の味噌汁ができるのでございます。
冷凍することによって、少々風味は変りますが、それでも、十分に野菜を摂っている感があるのでございます。
特にお勧めなのは、たまねぎの冷凍でして、刻んだものを冷凍すると、ハムと炒めるのもよし、カレーを作る際にもよし、味噌汁にもよし、と万能の働きを致します。
ねぎやにらといった緑の物を冷凍しておれば、インスタントラーメンですら、一変します。
野菜を取るのには非常なる手間がかかりますが、冷凍を利用すると、あとは、レタスやピッコリといった生野菜だけを考えればよくなりますので、だいぶ、手間を省くことが可能でございます。
このあたりは、野菜ジュース等で補えますので、何とかなるように存じます。
肉や脂は、外食で幾らでも食べれますが、こと、野菜類は、保存と調達と調理の難しさから、忌避されがちでございます。
だからこそ、外食でのサラダ類は、結構な値段がついているのでございます。廃棄分を含んだ売価であるのは言うまでもありません。
変に元気が出ないとき、何だかうまくいかないとき、不思議に馬力が効かないときは、食べるという基本的な部分をお見直しくださればと存じます。
2010年11月10日 10:08 AM
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