特別な才能がないから、仕方がないのでございます。
そう、取り立てた読解力もないのですから、読みのに時間がかかっても、仕方がないのでございます。
ずば抜けた理解力もないのでございます。
1問1問の問題に、1年1年の過去問に、苦闘するのも仕方がないのでございます。
ないのだから仕方がない、こうした素朴すぎる現状認識は、実に落ち着きをももたらしてくれるのでございます。
一種の悟り、ある意味で悟りなのでありますが、非常に大事であるように存じます。
というのも、自分は自分だからでございます。
意味深いことではないのでございます。
原付は原付、自転車は自転車、車は車、電車は電車、バスはバス、タクシーはタクシー、戦車は戦車、飛行機は飛行機。ケッタマシーンはケッタマシーンでございます。
それぞれに、ぞれぞれの機能と役割がございます。
どこかにでかけようとして、原付は用意いたしません。車でしょう。
映画にいこうと、セスナ機をチャーターするわけでもありません。
戦場に行くのには、戦車か装甲車であって、自転車ではありません。
自分は自分でございます。
他人は他人。他人はそうしていても、自分はできないのであれば、自分ができるようにやればよいだけのことでございます。
仕方がないんだから、仕方ないのでございます。
仕方がないからといって、飛躍もせず、コツコツとやっていたらできていた、というのは、よくある話でございます。
2011年2月3日 10:56 AM
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