お豆腐というのは、実に手軽な食べ物でございます。
実に手軽に食べられるし、そのままでも、温めてもよく、主張はせず他のおかずとバッティングしないと、万能食品でございます。
何より、たんぱく質が豊富ですので、肌荒れやかさかさ肌、抜け毛の増加などの症例が身体に出ているときは、ぱくぱくと高たんぱく質の食品を頂いてくださればと存じます。
基本的に、肌も髪もたんぱく質でできておりまして、それらに支障があるときは、たんぱく質が不足していることが多いためでございます。
身体はたんぱく質からできあがっているので、不足したら、あちこちに支障が出るのは当然でございます。原料もなく生まれるものもないわけでございます。
心身に何か違和感を感じるときは、下手なサプリや薬を飲むよりかは、1日あたりたんぱく質を何グラム摂取しているかをお調べください。かなり、少ないはずでございます。
絶対的な「量」が、取れていないはずでございます。
お勉強といいますのは基本、体力勝負でございますので、食事については、あまり手を抜かないようにご留意ください。
先に挙げました豆腐というのは、結構なたんぱく質があるうえに、手軽に食べれて、値段も安いと、実に大助かりの食べ物でございます。
まず、大豆というのはそのままでは実に食べ難い物でございます。
じゃあといって、擂って粉状にしたらどうかといいましても、それほど用途はないのでございます。
きな粉にしても、もちかカボチャにふりかける位でして、あまり量が食べられないのでございます。たくさん食べようとしますとむせます。
しかし、豆を絞って豆乳にして、それを固めると、俄然に食べやすくなるのでございます。
豆腐とは、大豆を食べる最適な食べ方であるように、考える次第でございます。
さて、ここからが本題なのでございます。
見た目は同じ白で四角の豆腐でございますが、値段は結構な差があるものでございます。
豆腐事情につきましては、やすけりゃいい、というものでもありませんので、この点、ご注意くださればと存じます。
先に、豆腐は豆乳を固めた物と申しましたが、この固める際の豆乳の濃度が、豆腐の値段を知る上でのポイントでございます。
といいますのも、豆乳というのは、水で薄めに薄めたものでも、固まってしまう性質があるからでございます。
つまり、安い豆腐を作ろうとするなら、原料である豆乳に水を入れに入れて、薄めに薄め、豆乳というよりかは、豆乳風の水、豆乳水くらいにしてしまってから、固めればいいのでございます。
安い豆腐というのは、ホンの少しの豆乳と水でできているから、安いのでございます。
高い豆腐というのは、たっぷりの豆乳でできているから、高いのでございます。
なんてことはない、豆腐の値段といいますのは、原料の比率であったわけでございます。
よく豆腐の商品説明に、「国産有機大豆使用」とか「無農薬国産大豆使用」などと書かれておりますが、たとえ、それらの大豆を使っていても、1丁あたり何粒分の大豆が使われているかは、わからないわけでございます。
豆腐には、たんぱく質は何グラムとか、塩分は何グラムとかといった、成分表示があるものが少ないので、原料の割合がわかり難いと申せましょう。
安い豆腐には、相応の理由がございます。高い豆腐にも、相応の理由がございます。
安い豆腐はお腹が膨れません。そら、半分は水だもん食べてるの、といった次第でございます。
自分がどういうものを食べているのかを知った上で、食べるべき豆腐をご判断くださればと存じます。
ちなみにわたくしは、始めていく飲み屋や食べ物屋に行った際は、まず、冷奴を注文して、その店の全てを判断するようにしております。
冷奴で、店の経営の多くがわかってまいりますので、是非お試しください。
2010年11月22日 10:01 AM
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