39問‐毒物劇物取扱者（一般）関西広域連合 令和2年度（2020年度）過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

　本問は、「一般」試験の「性質・貯蔵・取扱方法」の「クロルスルホン酸の廃棄方法」についての問題です。難しいところはありません。ほぼ取れるはずです。

39問‐クロルスルホン酸の廃棄方法

　

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難易度コメント＋こたえ

　本問の難易度は、「やや難」です。

　なお、本問の解答は、こちら（数字のみ）です。

解説

　まずもって、答えから言うと、「クロルスルホン酸」は、「中和法」で処理します。

選択肢1

　選択肢１の「多量の水を加えて希薄な水溶液とした後、次亜塩素酸塩水溶液を加えて分解させ廃棄する」ですが、誤った記述です。

　そもそも、「クロルスルホン酸」は、水と激しく反応するので、水を加えてはいけません。

　よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢2

　選択肢２の「多量のアルカリ水溶液（石灰乳又は水酸化ナトリウム水溶液等）中に吹き込んだ後、多量の水で希釈して処理をする。」ですが、誤った記述です。

　選択肢は、「アルカリ法」なので、間違いです。

　よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢3

　選択肢３の「可燃性溶剤と共にアフターバーナー及びスクラバーを具備した焼却炉の火室へ噴霧し焼却する。」ですが、誤った記述です。

　このようには処理しません。

　よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢4

　選択肢４の「耐食性の細い導管よりガス発生がないように少量ずつ、多量の水中深く流す装置を用い希釈してからアルカリ水溶液で中和して処理をする。」ですが、正しい記述です。

　選択肢に「中和」とあり、「中和法」に適合します。

　よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢5

　選択肢５の「次亜塩素酸ナトリウム水溶液と水酸化ナトリウムの混合溶液を撹拌しながら、これに滴下し、酸化分解させた後、多量の水で希釈して処理をする」ですが、誤った記述です。

　「酸化法」の説明です。

　よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

　「1」は「誤」です。

　「2」は「誤」です。

　「3」は「誤」です。

　「4」は「正」です。

　「5」は「誤」です。

　「正しいもの」は…、

　正解：4

　>>> 次の問題へ。

独学向け教材

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　読むのがメンドウな人は、テキストには「 第3版 毒物劇物取扱者 合格教本 」を使用し…、

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