22問‐毒物劇物取扱者(一般)関西広域連合 令和2年度(2020年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基礎化学」の「純物質と混合物」の出題です。

22問‐純物質と混合物

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説

 「化学」の基本用語を問う問題です。

 文系の人でも、取れる問題です。

 ( a )ですが、「空気」とあるので、ここは、「混合物」となります。

 空気は、窒素や酸素などが混じったものです。

 次に、( b )ですが、「エタノール(C2H6O )」ですから、「純物質」となります。

 まあ、問題文には、「物質は純物質と混合物に分類される」とあるので、「a」が「混合物」なので、消去法で「純物質」と相なります。

 ( c )ですが、ここは、「c」だけでは判断できません。

 正解候補は、「塩化ナトリウム」と「塩化カリウム」です。

 ( d )ですが、原油からガソリンを取り出すわけですから、「分留」となります。

 前に「分離」とあるので、ここからも、判断できるかもです。

 なお、「分留」とは、「2種類以上の液体の混合物を、沸点の違いを利用して分離する操作」です。

 ( e )ですが、これは、「抽出」です。

 「抽出」とは、「原料中の特定成分を溶媒によって分離する操作」です。

 まあ、用語の定義が不明でも、何となく、常識で判断できるかと思います。

 基本用語なので、他の「蒸留」や「ろ過」、「再結晶」などの語句と、そして、それらの具体例とを押えておきましょう。

答え

 「a」は「混合物」です。

 「b」は「純物質」です。

 「c」は「塩化ナトリウム」です。

 「d」は「分留」です。

 「e」は「抽出 」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:3

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独学向け教材

 教材ですが、長くなったので、「教材レビュー」にまとめています。

 読むのがメンドウな人は、テキストには「 第3版 毒物劇物取扱者 合格教本 」を使用し…、

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 ・ 関西広域連合 令和1年度 過去問+解説

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