冷蔵庫・冷凍庫の乱れは、心の乱れである。イライラが募ってくると、冷蔵庫・冷凍庫がぐちゃぐちゃになるので、メンタルヘルスのバロメーターとして捉えておく。
冷蔵庫や冷凍庫は、持ち主や家庭の「内実」を如実に写すもの、と心得るべきでしょう。
空っぽの冷蔵庫・冷凍庫の人は、生活が空虚になっていないか確かめてみるべきです。
何にも入ってなくて、調味料しかない冷蔵庫を見受けます。アルコールしかない冷蔵庫の人がいます。寒々とします。
生活が、くだらない予定や行事でいっぱいでないか、今一度、人生の優先順位を見直してみましょう。「あなた」がそこにはいないのです。
次に事情は反対に、むちゃくちゃにモノが詰め込まれた冷蔵庫や冷凍庫の人です。
食材や飲み物は言うまでもなく、何が入っているのか不明なタッパーやら、輪ゴムや洗濯ばさみで止められたビニル袋やら、異国の文字のビンやらがあふれています。
視線を変えてドア付近を見れば、醤油や辛子、ワサビ、スープの素、正体不明の固形物がぎゅうぎゅう詰めになっています。
冷凍庫には、もったいないからという理由で急遽冷凍した、野菜や肉で一杯です。ここも、タッパーやラップで包んだもの、ジップロックがあふれています。
それらの大方は、大掃除のときに捨てるか、さて使うかというときに消費期限切れに気づいてほかすか、いざ食べようとしたときに異臭や違和感を感じて廃棄することになります。
“ぎゅうぎゅう詰めは9割役に立たない”と、決めておくといいでしょう。まず使われることはありません。
冷蔵庫や冷凍庫がすし詰めのときは、“何をいったい欲張ってんの?疲れちゃうよ”と自問自答してみましょう。
何があるのか分からないのに取り合えずという形で、モノを溜め込んでも、「意識」に入ってなければ、宝の持ち腐れです。
もったいがらずにどんどん使うか、どんどん捨てましょう。
保存食だ!という意見を否定するものではありません。
しかし、冷蔵庫に食べ物をぎゅうぎゅう詰めにしても、いざ大災害となって電気が使えなくなったら、2日~4日でだめになるのです。
「いざという時」には役立たない冷蔵庫や冷凍庫の食べ物に、何をあなたは期待するというのでしょう?ってな寸法です。
99%は、取り越し苦労です。
適度に物が入っているが、空間もあり、必需品は切れておらず、生活感のするもの、たとえば、野菜を煮たものとかサラダの残りとか、で冷蔵庫や冷凍庫が理想的。
逆を言うと、イライラが募ってくると、冷蔵庫・冷凍庫がぐちゃぐちゃになると言う寸法で、バロメーターとして捉えておきましょう。
もっというと、冷蔵庫や冷凍庫の中にこそ、配偶者の本音があるんですよー。寒々とした冷蔵庫は、もう「心」がないんです。
2014年7月22日 10:53 AM
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