独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

何か特定のことで

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

成功や失敗というのは、非常にたくさんのことで成り立っているものでございます。
何かこう、これといった1つの理由に還元し切ることは難しいのでございます。
成功といいますのは、運や巡り合わせ、様々な縁、たくさんの因子が絡まりあって、まるで螺旋階段のように、成功へと押し上げるものでございます。
また、失敗も同様でありまして、弱り目に祟り目といいますように、悪いことに悪いことが、過ちの上に過ちが重なって、失敗と相なるものでございます。
何がいいたいのかといいますと、わたくしたちは、安易や成功譚や失敗談に飛びつくべきではない、ということでございます。
ある会社の商品が売れたのは、需要があったからであり、売れなくなったのは競合他社との競争で需要が減ったからでございます。
企業風土がいいとか、人事システムがいいとか、経営者の能力が高いとか、そういうものは1つの要因でしかありません。逆を言えば、それらがあれば、需要が増えるのかと考えれば、答えは明らかかと存じます。
つまり、どうしたらいいんだろう、何をしたらいいんだろうと途方にくれたときは、特定の理由や原因を求めてはならないわけでございます。
そうしたところで、満足な答えは返ってきませんし、答えのようなものでさらに勘違いが増すものでございます。
特定の何かを引っ張り出そうと、あれこれ考えたり気に病んだりしても、実効性の高い結論や指針、目標は生まれて来ないわけでございます。
下手な考え休むに似たりというのは、まさに至言かと思います。
思い返してみれば、できそうなことというのは、あらかじめできそうな予感があるものでございます。
ダメなものというのは、なんだかダメそうな感じがあるのでございます。
これといった何かがあってそうなる、というのは、ほんとうに稀の現象のように思う次第でございます。
そして、大体のことは、普通のことで出来上がっているものでして、必殺技や超テクニック、マル秘の方法、特別なやり方というのは、まあ、ないと踏むのが宜しかろうと存じます。
あるという人に遭ったなら、まあ、かつがれていると思うべきでございます。
基本的に、お勉強を合格に導くのは、お勉強をすることしかありません。
合格するための最上位の方法は、お勉強のみ、でございます。
お勉強をしないで合格できる方法やノウハウがあれば、おそらく、数年と待たず試験は廃止されるか、または、大掛かりに試験制度が変わって別物となることでしょう。
失敗や成功というのは、何か1つの特定のもので出来上がっていないのと同様に、お勉強も、結局、修飾めいたものを取り除いていくと、「勉強」とか「やる」といった2文字に到達するものでございます。
わき道にそれず、コツコツとやっていくしかないように思う、今日この頃でございます。


結局は

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