| カテゴリー: 過去のススメ |
わたくし、最近になってお笑い芸人の「さまぁ〜ず」の魅力に気付き出した次第でございます。
彼らほど「なんとも言えず面白い」を体現した芸人はないかと思われます。
面白くと何ともない芸人が多いなかで、さまぁ〜ずは一線を隔した存在であるかと存じます。
企画が優れているわけでもなく、トークが秀逸というわけでもなく、本当になんとも面白いのでございます。
あの面白さが計算でできるのなら、もの凄いレベルの芸人かと存じます。恐らくは天然のちからでしょう。
落語の世界では、なんとも可笑しい雰囲気のある事を「ふら」と申しておりますが、さまぁ〜ずのふたりには、その「ふら」があると申してもよいのではないかと存じます。
例えば、単にぶらぶらと街を歩いて話をするだけなのですが、また、それがおもしろいのでございます。
動画のサイトには彼らのトークなりコント、漫才がアップされているかと存じます。まったりしたいとき、張り詰めた緊張を解きたいときにでも、ご覧下さればと存じます。
なんとも、気の抜けた面白い時間が過ごせるかと存じます。
さて、なんでまた、さまぁ〜ずを引き合いに出したかと申しますと、意外に彼らの脱力した姿勢といいますのは、わたくし達にも参考になるからでございます。
お勉強中やお勉強に取り掛かるときなどは、早く終らせたい、済ませたいなどと皆様よく思っているかと存じます。
というのも、そう思う分だけ勢いが付くからでございます。
しかし、その気負う分、余計なものを出しているともいえるわけでございます。
がんばろうと思うのは結構なのでございます。
しかし、がんばろうと思わないと何もできないというのは、問題であるかと存じます。
また、逆に考えますと、がんばろうと思えばそのがんばることの質は上がるのかどうか、でございます。
お勉強といいますのは、実にランダムなものでありまして、一生懸命やれば理解し憶えられるというものではありません。
継続は力なり、などと申しますが、まさにお勉強の真理を照らしているかと存じます。
つまり、何時成長するのかわからない厄介なところがお勉強にはあるのでございます。
毎回毎回、がんばる!がんばる!などと思えるわけでもありませんから、わたくしたちは気負わなくても、気合を入れなくてもお勉強ができるようにならないといけないわけでございます。
そこで、さまぁ〜ずのあの脱力ぶりが参考になるというわけでございます。
一度お試しで、彼らのように、だらだらっとお勉強をするのもなかなかに雰囲気が変わってよいことに気付くかと存じます。
気負わないお勉強も時と場合によってはよいものでございます。
特に難しいところや複雑なところ、べらぼうに覚えないといけないところなどは、気負っていればそれだけ嫌になる可能性も高くなってしまいます。
三村風に「むずかしいよ!」「多いよっ!」「できねえよ!」などと突っ込みつつ、だらだらっとしたお勉強でお過ごしくださればと存じます。
めんどくせえなぁ〜といいつつ
2010年2月24日 4:21 PM
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