独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

教材の買い増し

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

独学におきましては、基本的に少数の教材を用いて、試験勉強を進めるものでございます。
教材を買い増す際は、これまでの教材を十分に使い込み、従来のものでは物足りなくなった場合に、新規教材の追加を考えるものでございます。
独学とは、少数精鋭の教材を以って本試験に臨むのが基本でございます。
よく見受けられるのは、次から次へと、教材を買い込む御人でございます。
感心するのは、その熱意でございます。
お勉強用の教材は意外に値が張るものでして、やはり、お勉強への情熱が無ければ、到底、買いかねるものでありましょう。
それをぽんぽんと買うわけですから、大したものでございます。
しかし、これまでに買い揃えた教材の使用度はどうなのか、なのでございます。
買いに買う動機がどのようなものか、じっくりと検討する価値はあるように思います。
といいますのも、人は不安に駆られるとあれこれ情報を求めたり、何かと手を付けたがる生き物だからでございます。
しかし、こうしたことは右往左往と申しまして、結局は何も生まず、確固たる試験対策にはなっていないのが実情でございます。
しかも事態は逆になります。
買いに買っても、余計に何をしたらいいのかわからなくなるだけなのでございます。
しかも、更に輪をかけて悪いのは、たくさんあればあるほど、1冊1冊の完成度は落ちる点でございます。
記憶というのは、同じ事を繰り返す事で精度を増して参ります。
教材を限定して可能な限り少ない冊数にする理由は、こっちの方が記憶が安定するからでございます。
行きつけのお店を皆さんお持ちかと思いますが、何処にあって何がどの場所にあるのか、明白であるかと存じます。安心感がある分だけ、落ち着いて記憶に残せられるわけでございます。
一方の見知らぬもの、慣れていないものというのは、記憶に馴染み難いのでございます。
教材を買い込み過ぎれば、個々に慣れ始めた頃にはもう本試験、下手をしたら親しめないままに本試験と相なる次第でございます。
熟練という点で全く覚束かないでしょうし、マスターの度合い、理解の深さ、記憶できた数も控えめな数字となるかと存じます。
基本的に、いくらたくさんの教材があっても、やらなければ、マスターしなければ、憶えるくらいに読まねば、憶えてしまうくらいに繰り返さないと、意味はないのでございます。
たくさんだろうが、少なかろうが、お勉強はやったものが勝つものでございます。
分散せず集中投下、各個撃破、1点集中がお勉強のコツでございます。
新しく教材を買う場合は、何のために買うのか、これまでの教材はやったのかをはっきりさせてから、決断くださるようご助言いたします。


高物買いは

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