独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

試験は怖いです

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

試験といいますのは、怖いものでございます。
まずは、単純ながらこの事実を意識の片隅にでもおいていてくださればと存じます。
何しろ本試験数日の数時間で、数ヶ月から1年にわたる努力が実を結ぶか否かが決まってくるのでございます。
まさに、一発勝負でございます。しかも、当の闘う相手である「本試験」は、どういうものか確固としたものはありません。
模試や過去問、予想問題集は、それがどれほどの精度の高さを誇っていようとも、所詮は1つの資料でしかないわけでございます。
模試その他の成績などは、本当に気晴らしでしかありません。
何しろ、突然、試験問題の質や方向性が大転換することなど、珍しくないからでございます。
「冊子の表紙を開いてみれば、そこには異国の文字があり。」
何てことは、本当によくあることでございます。
これこれこういう問題が出るだろうと踏んでいた受験生の頭は一瞬に真っ白に、呆然唖然としたまま、砂を噛む様な時間を過ごすことと相成るわけでございます。
この時間の味気なさというのは、最早お互いに何も期待はしていないのに、一人でいるのは寂しいし極まりが悪いから、仕方なく一緒に連れ合っているカップルの時間のようなものでございます。
本当に味気なく、あ〜あ〜という溜息で一杯になるのでございます。
本試験というのは、常に不安定要素を含んだものでございます。
確たるものはない、このことが、受験生に不安を呼び覚ますのでございます。
本試験の性質から、受験生の大半は、お勉強の先行きに確かな確信など持ちえないのでございます。
受験生一般が何となく暗いのも、本試験の背景の所以でございます。
本当に数パーセントくらいの「超」楽天家の人しか、合格の確信など持っていないのではないかと考える次第でございます。
わたくし自身も、これまでの受験で合格の確信など持ったことがありません。
Aもしたし、Bもしたし、Cもやった。まあ、何とかいけるだろう、くらいの感が関の山で、余裕の「よ」の字すら窺ったことがないのでございます。
受験生は試験というものを怖がっていることを、まずはご理解くださればと存じます。
とはいいましても、赤信号みんなで渡れば怖くないという名言もございます。
「受験生の大半は試験を怖がっている、わたしだけではない」と思うことができれば、何かしら安心する気持ちになるものでございます。
今、自分の感じているお勉強の恐怖や不安などは、他の受験生も等しく感じていると思えば、何かしら心は軽くなるものでございます。
お勉強のメンタル面で大切なのは、お勉強の恐怖や不安に負けないようにすることでございます。
他の受験生も同じ恐怖や不安を味わっている中で、自分だけそれらに過度に反応したり影響されてしまうと、これだけで重荷を背負うことになるからです。
自縄自縛といいますか、自分で自分に縄をかけて動きにくくしているわけでございます。
お勉強の不安や恐怖は、受験生の大半に共通するものでありますし、その恐怖と不安はこれまでの合格者の数だけ克服されてきたのでございます。
穏当に行けば、これをお読みの皆様方も克服・対処・対策はできるものと思われます。
試験の恐怖や不安の半径を、自分から少し拡げてみてくださればと存じます。


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